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渥美フーズ6台目の移動スーパー 買い物難民の解消目指す

移動スーパー「とくし丸」6号車を担当する遠藤さん=三ノ輪町で
移動スーパー「とくし丸」6号車を担当する遠藤さん=三ノ輪町で
6号車稼働を祝ってテープカットする遠藤さん㊧ら=同
6号車稼働を祝ってテープカットする遠藤さん㊧ら=同

 食品スーパーを展開する「渥美フーズ」(田原市福江町)は20日、移動スーパー「とくし丸」の6号車を稼働させた。豊橋市三ノ輪町の「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」駐車場で出発式を開き、担当エリアへ初営業に出掛けた。
 移動スーパーは、歩いて来店できない「買い物弱者」向けに山間地で定着した。高齢化と大型施設の郊外進出で近年、市街地でもこうした問題が表面化。農林水産省の推計では全国に約900万人いる。「とくし丸」は徳島県の元市議が社会事業として始め、地場店の協力で全国展開する。
 渥美フーズは地域の見守りや食文化の維持、中高年の雇用創出にも賛同して2018年5月から取り組む。自社の「フードオアシスあつみ」がある豊橋、豊川、田原の3市で稼働。将来は10台まで増やす計画だ。
 軽トラックの荷台を陳列棚に改良し、野菜や魚や肉の生鮮食品、惣菜や菓子など1000アイテムが並ぶ。希望者には自宅前で販売し、ほしい商品などの要望にも応じる。昼の店舗立ち寄りの際に商品補充もする。
 豊橋市内で3台目となる6号車は、豊橋駅西口付近と石巻町一帯を担う。1日20カ所余りを週2日ずつ訪問。1日約50人の来店客と接する予定という。
 担当の元会社員・遠藤真二さん(60)=豊川市=は勤務先を昨秋で定年退職した。「第二の人生は社会貢献に」と販売パートナーに応募した。遠藤さんは「お客さんの信頼を得て、地域貢献したい」と抱負を語った。
 渡会一仁社長は「市街地にも実は買い物弱者は多い。昔からのファンも多い自社店舗で、慣れ親しんだ食を維持する役割は大きい」と説く。
 移動スーパーの営業・パートナー募集の問い合わせは、同社とくし丸事業部(080・3643・4685)へ。
【加藤広宣】

 食品スーパーを展開する「渥美フーズ」(田原市福江町)は20日、移動スーパー「とくし丸」の6号車を稼働させた。豊橋市三ノ輪町の「ビオ・あつみエピスリー豊橋店」駐車場で出発式を開き、担当エリアへ初営業に出掛けた。
 移動スーパーは、歩いて来店できない「買い物弱者」向けに山間地で定着した。高齢化と大型施設の郊外進出で近年、市街地でもこうした問題が表面化。農林水産省の推計では全国に約900万人いる。「とくし丸」は徳島県の元市議が社会事業として始め、地場店の協力で全国展開する。
 渥美フーズは地域の見守りや食文化の維持、中高年の雇用創出にも賛同して2018年5月から取り組む。自社の「フードオアシスあつみ」がある豊橋、豊川、田原の3市で稼働。将来は10台まで増やす計画だ。
 軽トラックの荷台を陳列棚に改良し、野菜や魚や肉の生鮮食品、惣菜や菓子など1000アイテムが並ぶ。希望者には自宅前で販売し、ほしい商品などの要望にも応じる。昼の店舗立ち寄りの際に商品補充もする。
 豊橋市内で3台目となる6号車は、豊橋駅西口付近と石巻町一帯を担う。1日20カ所余りを週2日ずつ訪問。1日約50人の来店客と接する予定という。
 担当の元会社員・遠藤真二さん(60)=豊川市=は勤務先を昨秋で定年退職した。「第二の人生は社会貢献に」と販売パートナーに応募した。遠藤さんは「お客さんの信頼を得て、地域貢献したい」と抱負を語った。
 渡会一仁社長は「市街地にも実は買い物弱者は多い。昔からのファンも多い自社店舗で、慣れ親しんだ食を維持する役割は大きい」と説く。
 移動スーパーの営業・パートナー募集の問い合わせは、同社とくし丸事業部(080・3643・4685)へ。
【加藤広宣】

移動スーパー「とくし丸」6号車を担当する遠藤さん=三ノ輪町で
移動スーパー「とくし丸」6号車を担当する遠藤さん=三ノ輪町で
6号車稼働を祝ってテープカットする遠藤さん㊧ら=同
6号車稼働を祝ってテープカットする遠藤さん㊧ら=同

カテゴリー:社会・経済

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