コロナ新規陽性者 豊橋は過去最多の49人

　県は26日、新たに２１５人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。豊橋市では一日の数値としては過去最多となる49人の陽性者が出る事態となった。接待を伴う飲食店でクラスター（感染者集団）が発生した。また県全体でも１日で２００人台に戻った。
　２１５人の管轄保健所別内訳は、県管轄が86人、名古屋市が64人、岡崎市が７人、豊田市が９人。
　豊橋市の49人は10歳未満男児３、10歳未満女児２、10代男性３、10代女性１、20代女性10、30代男性２、30代女性５、40代男性３、40代女性５、50代男性３、50代女性３、60代男性３、70代男性２、80代男性１、80代女性２、90歳以上女性１。このうち、13人が市内の飲食店Ａのクラスター。ここでは計17人の陽性者が出ている。また３人が飲食店Ｂのクラスターで、計９人となった。さらに東部環境センターで１人が陽性となり、このクラスターは計17人となった。
　感染急拡大を受けて豊橋市の浅井由崇市長は26日夜、市役所で開いた臨時記者会見で「医療体制を守るため、病床の確保に努めているが、市民の皆さまも外出、会食の自粛などを徹底してほしい」と訴えた。
　一方、25日に陽性と発表された89人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の９人のほかに、豊川市が30代女性１、40代女性１、50代女性１、60代男性１、90代男性１▽蒲郡市が80代男性１、80代女性１▽東栄町が70代男性１。２市１町計８人の陽性者のうち、濃厚接触者は６人だった。
　７日間の平均値でみる県の指標は、新規陽性者が２１５・１人（厳重警戒）、入院患者が７３１・０人（危険）、重症者が58・４人（危険）、新規陽性者のうちの高齢者が48・７人（危険）となっている。
　昨年10月21日から１月25日までの第３波の陽性者は１万７１５９人となった70代以上の割合は16・３％、感染経路不明者は43・１％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は10・８％。死者は４人増えて３６４人となった。
　25日現在の入院は７１９人、入院調整は25人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２５９人、自宅療養は１７１４人。
【山田一晶】