「夢!きらリンク愛知国体」開幕

　第76回国体冬季大会「夢！きらリンク愛知国体」が27日、開幕した。新型コロナウイルスで緊急事態宣言が出ており、競技は無観客で始まった。
　この日午前、名古屋市中区の愛知芸術文化センター県芸術劇場大ホールで開始式があり、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子さんが選手に「負けないでください。コロナに夢を砕かれてなるものですか。頑張りましょう」とエールを送った。大村秀章知事が競技開始宣言をした。
　国体は愛知、岐阜の両県で開催。県内で冬季国体が開かれるのは９年ぶり。フィギュアスケート、アイスホッケー、ショートトラックの３競技が、５日間の日程で行われる。
　豊橋市ではアクアリーナ豊橋でアイスホッケー競技が始まり、各都道府県を代表する選手たちは氷上のバトルを繰り広げた。
　国体で無観客となるのは初めて。また、２競技で新潟県や長崎県など９県が出場を取りやめた。　一方、式典や競技の模様をインターネット生中継する「国体チャンネル」は、アクセスが集中した結果、同日中は視聴できない状態が続いた。
【山田一晶】