豊橋市制施行110周年記念事業フィナーレ・イベントで理想の未来模索
豊橋市制施行110周年記念事業を締めくくるフィナーレ・イベント「Hello NEXT」が25日、豊橋市公会堂で行われた。市民提案イベントで市の節目を盛り上げ、まちづくりに関わった5団体の代表者が事業の成果、課題を振り返りつつ、来場者と一緒にこれからの豊橋を考えた。
昨年4月から今年3月末までを「アニバーサリーイヤー」とし、市の補助を受け110の市民提案イベントがさまざま形で実施された。
この日は、この中から豊橋の魅力や、スポーツ、農業、外国人などに関する事業を繰り広げた5団体の代表者ら6人が、パネリストを務めて討論した。
大学生が中心になり、バスケットボールのスリーオンスリーのリーグ戦を開催した大学3年・鈴木佑旗さんは「市外、県外からも参加してもらえた」と振り返り、「やりたいことがあれば周りの人に相談し、まず行動を起こす。若者が動けば、大人がついてくると思う。そこから新しいイベントが生まれ、豊橋がより良い街になればと思う」と話した。
「農業王国・豊橋」をPRする催しを行った豊橋百儂人の清水貴裕さんは「本気で農業を応援しなければという人もいて、今後の農業を語り合える可能性を感じた。1回だけの打ち上げ花火に終わらせない」と継続を訴えた。
外国籍高校生のためのキャリア講演会を開いたNPO法人フロンティアとよはしの河村八千子さんは「豊橋には多くの外国人が住み、支援を受けたい外国人も多いが、手が足りないのが現状」と話し、新たな支援者を期待した。
コーディネーターを務めた自治体経営学を専門とする教授・石原俊彦氏は「人口減少で税収が減るので、何でもかんでも自治体というのは難しい時代」とし、「市民ができることを広く緩い感覚でやっていくことが今後の豊橋の方向性」と助言。
また、「公の仕事を住民がしていることを共有するためにも、提案イベントの実施状況を周知してほしい。市民力を高めることにつながる」と呼び掛けた。
市民提案イベントの実施に、佐原光一市長は「豊橋をより良いまちにするための大きな財産になった」と述べた。
この日のイベントには、高校生らも参加した。
(中村晋也)
豊橋市制施行110周年記念事業を締めくくるフィナーレ・イベント「Hello NEXT」が25日、豊橋市公会堂で行われた。市民提案イベントで市の節目を盛り上げ、まちづくりに関わった5団体の代表者が事業の成果、課題を振り返りつつ、来場者と一緒にこれからの豊橋を考えた。
昨年4月から今年3月末までを「アニバーサリーイヤー」とし、市の補助を受け110の市民提案イベントがさまざま形で実施された。
この日は、この中から豊橋の魅力や、スポーツ、農業、外国人などに関する事業を繰り広げた5団体の代表者ら6人が、パネリストを務めて討論した。
大学生が中心になり、バスケットボールのスリーオンスリーのリーグ戦を開催した大学3年・鈴木佑旗さんは「市外、県外からも参加してもらえた」と振り返り、「やりたいことがあれば周りの人に相談し、まず行動を起こす。若者が動けば、大人がついてくると思う。そこから新しいイベントが生まれ、豊橋がより良い街になればと思う」と話した。
「農業王国・豊橋」をPRする催しを行った豊橋百儂人の清水貴裕さんは「本気で農業を応援しなければという人もいて、今後の農業を語り合える可能性を感じた。1回だけの打ち上げ花火に終わらせない」と継続を訴えた。
外国籍高校生のためのキャリア講演会を開いたNPO法人フロンティアとよはしの河村八千子さんは「豊橋には多くの外国人が住み、支援を受けたい外国人も多いが、手が足りないのが現状」と話し、新たな支援者を期待した。
コーディネーターを務めた自治体経営学を専門とする教授・石原俊彦氏は「人口減少で税収が減るので、何でもかんでも自治体というのは難しい時代」とし、「市民ができることを広く緩い感覚でやっていくことが今後の豊橋の方向性」と助言。
また、「公の仕事を住民がしていることを共有するためにも、提案イベントの実施状況を周知してほしい。市民力を高めることにつながる」と呼び掛けた。
市民提案イベントの実施に、佐原光一市長は「豊橋をより良いまちにするための大きな財産になった」と述べた。
この日のイベントには、高校生らも参加した。
(中村晋也)