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「穂の国とよはし電力」が公共施設への供給開始

電力を再生可能エネルギーで賄う市役所本庁舎
電力を再生可能エネルギーで賄う市役所本庁舎

 豊橋市などが出資する地域電力会社「穂の国とよはし電力」(三垣憲児社長)は今月から、市内公共施設への電力供給を始めた。太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギーを元にした電力を供給する。2050年度をめどに、すべての公共施設の電力需要を賄うのが目標だ。
 新電力会社は、市と豊橋信用金庫(山口進理事長)、バイオマス発電所の運営も手掛けるJFEエンジニアリング(東京都)の出資で昨年10月に設立した。調達電力を市内の公共施設へ売電する連携協定を結んだ。
 JFEエンジニアリングも運営に参加する「バイオマス利活用センター」(神野新田町)や太陽光発電など、8カ所から電力を調達する。
 当面は市役所本庁舎や小中学校77校、総合動植物公園や総合体育館など122施設へ順次電力を供給する。契約電力は1万1376㌔㍗で、5965㌔㍗の電力を8施設から調達。需給バランスで3分の1程度の電力を賄える計算だ。
 市では現在、JFEエンジニアリングの関連会社から電気を調達している。新会社で調達の一部を賄えば、電気料金で年約400万円、二酸化炭素排出量(18年度比)で5558㌧の削減効果が見込めるという。
 計画最終年度には約400の公共施設ですべての電力を再生可能エネルギーで賄う。当面は太陽光発電など家庭でつくった電力(創電)も買い取るなど、30年度までに50%達成を目指す。
【加藤広宣】

 豊橋市などが出資する地域電力会社「穂の国とよはし電力」(三垣憲児社長)は今月から、市内公共施設への電力供給を始めた。太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギーを元にした電力を供給する。2050年度をめどに、すべての公共施設の電力需要を賄うのが目標だ。
 新電力会社は、市と豊橋信用金庫(山口進理事長)、バイオマス発電所の運営も手掛けるJFEエンジニアリング(東京都)の出資で昨年10月に設立した。調達電力を市内の公共施設へ売電する連携協定を結んだ。
 JFEエンジニアリングも運営に参加する「バイオマス利活用センター」(神野新田町)や太陽光発電など、8カ所から電力を調達する。
 当面は市役所本庁舎や小中学校77校、総合動植物公園や総合体育館など122施設へ順次電力を供給する。契約電力は1万1376㌔㍗で、5965㌔㍗の電力を8施設から調達。需給バランスで3分の1程度の電力を賄える計算だ。
 市では現在、JFEエンジニアリングの関連会社から電気を調達している。新会社で調達の一部を賄えば、電気料金で年約400万円、二酸化炭素排出量(18年度比)で5558㌧の削減効果が見込めるという。
 計画最終年度には約400の公共施設ですべての電力を再生可能エネルギーで賄う。当面は太陽光発電など家庭でつくった電力(創電)も買い取るなど、30年度までに50%達成を目指す。
【加藤広宣】

電力を再生可能エネルギーで賄う市役所本庁舎
電力を再生可能エネルギーで賄う市役所本庁舎

カテゴリー:社会・経済

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