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4月で100歳男性のラジオ体操

ラジオ体操に参加する健一さんと正行さん(右から)=いずれも牛川遊歩公園で
ラジオ体操に参加する健一さんと正行さん(右から)=いずれも牛川遊歩公園で
一緒に体操する仲間の皆さん
一緒に体操する仲間の皆さん

 毎朝のラジオ体操で元気いっぱい-。豊橋市牛川通1の朝倉健一さんは4月9日で100歳を迎える。足腰も丈夫で、毎日の散歩も欠かさない。健康維持に役立っているのが「ラジオ体操」と体操仲間からの「声かけ」だった。
 元国鉄職員の健一さんは、歩くことが大好きだ。定年後は一人で石巻山をはじめ、あちこちの野山でウオーキングを楽しんできた。市のウオーキングイベントにも積極的に参加したという。
 一昨年からは一人で出かける健一さんを心配し、長男の正行さん(68)が散歩に同行する。昨年からは時間帯を早朝に切り替えた。ラジオ体操を始めたのは昨年10月から。散歩コースである牛川遊歩公園(通称1キロ公園)を歩いている際、楽しそうに輪になって体操している人たちを見つけ、仲間に入れてもらったのだという。
 空気の冷たい早朝6時過ぎの青陵地区市民館前。薄暗い中、ウオーキングや柔軟体操、犬の散歩をしていた人たち約20人が自然に集まり、大きな輪を作る。輪の中央には小型のラジオ。ラジオの声と音楽に合わせ、朝倉さんは仲間とともに軽快に体を動かす。
 この体操の輪は約7年前に2人でスタートし、徐々に人数は増えていったという。初めて参加した際、体操の終わりに80代の女性が年下の女性参加者からハイタッチや握手をされているのを見て、「うちの90代のおじいさんにもしてくれる?」と正行さんがお願いするとみな快諾。コロナ禍の今は、手袋越しのほんの一瞬の触れ合いだが、仲間からの声かけと、このタッチが健一さんの元気の源になっている。
 雨が降らない限りは参加しており、平日の体操後はデイサービスへ。週末は買い物に行ったり、長めのウオーキングに出かけたりしているそうだ。
 「歩くことと女の人と話すのが好き。体操をしない日は一日気分が乗らないみたい」と正行さんは笑う。「お陰さまで病気らしい病気はしたことがない。もちろん、これからも体が動く限りは続けるよ」と健一さんも笑顔を見せる。
【田中博子】

 毎朝のラジオ体操で元気いっぱい-。豊橋市牛川通1の朝倉健一さんは4月9日で100歳を迎える。足腰も丈夫で、毎日の散歩も欠かさない。健康維持に役立っているのが「ラジオ体操」と体操仲間からの「声かけ」だった。
 元国鉄職員の健一さんは、歩くことが大好きだ。定年後は一人で石巻山をはじめ、あちこちの野山でウオーキングを楽しんできた。市のウオーキングイベントにも積極的に参加したという。
 一昨年からは一人で出かける健一さんを心配し、長男の正行さん(68)が散歩に同行する。昨年からは時間帯を早朝に切り替えた。ラジオ体操を始めたのは昨年10月から。散歩コースである牛川遊歩公園(通称1キロ公園)を歩いている際、楽しそうに輪になって体操している人たちを見つけ、仲間に入れてもらったのだという。
 空気の冷たい早朝6時過ぎの青陵地区市民館前。薄暗い中、ウオーキングや柔軟体操、犬の散歩をしていた人たち約20人が自然に集まり、大きな輪を作る。輪の中央には小型のラジオ。ラジオの声と音楽に合わせ、朝倉さんは仲間とともに軽快に体を動かす。
 この体操の輪は約7年前に2人でスタートし、徐々に人数は増えていったという。初めて参加した際、体操の終わりに80代の女性が年下の女性参加者からハイタッチや握手をされているのを見て、「うちの90代のおじいさんにもしてくれる?」と正行さんがお願いするとみな快諾。コロナ禍の今は、手袋越しのほんの一瞬の触れ合いだが、仲間からの声かけと、このタッチが健一さんの元気の源になっている。
 雨が降らない限りは参加しており、平日の体操後はデイサービスへ。週末は買い物に行ったり、長めのウオーキングに出かけたりしているそうだ。
 「歩くことと女の人と話すのが好き。体操をしない日は一日気分が乗らないみたい」と正行さんは笑う。「お陰さまで病気らしい病気はしたことがない。もちろん、これからも体が動く限りは続けるよ」と健一さんも笑顔を見せる。
【田中博子】

ラジオ体操に参加する健一さんと正行さん(右から)=いずれも牛川遊歩公園で
ラジオ体操に参加する健一さんと正行さん(右から)=いずれも牛川遊歩公園で
一緒に体操する仲間の皆さん
一緒に体操する仲間の皆さん

カテゴリー:社会・経済

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