豊橋市社協が「支えあい活動等支援講座」

　豊橋市社会福祉協議会は18日、市総合福祉センター「あいトピア」で、「支え合い活動等支援講座」を開いた。地域での支え合い活動や居場所活動に励む人、民生委員、ボランティアら67人が参加し、高齢者の免疫機能や新型コロナウイルスに関する知識を深めた。

　講座は活動者らの資質向上を目的に年２回開く。今回は「知っておきたい老化と免疫のお話～新型コロナウイルスと高齢者の免疫機能」をテーマに、国立長寿医療研究センターの丸山光生副所長から話を聞いた。市民が特に関心のある題材の一つとあって、定員を大きく超える応募があったという。
　丸山副所長は、老化や健康寿命、加齢といった言葉をはじめ、免疫の仕組みや老化で免疫機能が低下すること、免疫力を維持するため①規則正しい生活習慣②十分な休息、睡眠③適度な緊張感をもったいい人間関係④自分の免疫力に自信を持つ―の四つが重要だと説明。新型コロナウイルスについて「正しい知識を持つことが重要」とし、ウイルスと細菌は違うこと、「３密」を避けること、感染や重症化を防ぐためにも、日頃から免疫力、抵抗力を維持してほしいことなどを説いた。
　「それぞれ学んだことを持ち帰り、周囲に教えるなど日々の活動の中で役立ててほしい」と社協職員。３月４日には同会場で、第２回「いますぐ使える福祉レクリエーション」を実施。地域活動で役立つ福祉レクリエーションや、コロナ禍で実施する際の注意点を学ぶ。時間は午後１時半から３時まで。受講無料。申し込みは26日までに、豊橋市社会福祉協議会ボランティアセンター（０５３２・52・１１１１）へ。
【田中博子】