コロナ新規陽性者 県内51人、豊橋は2人

　県は23日、新たに51人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。１００人を下回るのは13日連続。大村秀章知事は岐阜県知事との協議のうえで、緊急事態宣言の前倒し解除を24日以降、政府に要請する。
　51人の地域別内訳は、県管轄が31人、名古屋市が16人、豊橋市が２人、岡崎市はゼロ、豊田市が２人。豊橋市は10代男性１、20代男性１。いずれも軽症で、陽性となった家族や知人の濃厚接触者だった。
　一方、22日に陽性と発表された30人の地域別内訳は、東三河はゼロだった豊橋市のほかに、豊川市が70代女性１▽新城市が70代男性１、70代女性１、90代女性１。いずれも濃厚接触者だった。
　年代別内訳は各年代とも１桁台。70代以上の割合は43・３％だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は50・４人（警戒）、入院患者は４１１・４人（厳重警戒）、入院患者のうち重症者は31・４人（厳重警戒）、新規陽性者のうちの高齢者は19・０人（警戒）。各数値とも減り続けている。
　昨年10月21日から２月22日までの第３波の陽性者は１万９８３２人となった。70代以上の割合はやや増えて18・０％。第２波の12・６％を超え、第１波の21・０％に近づきつつある。感染経路不明者は42・４％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・７％。死者は４人増えて５１０人となった。
　22日現在の入院は３６８人、入院調整は５人、軽症か無症状の人向けの施設入所は66人、自宅療養は３５８人。
【山田一晶】