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コロナ禍の離職者ら応援 東三河のハローワーク合同面接会

 愛知労働局と東三河のハローワークは3日、「ホテルアソシア豊橋」で転職者を対象に合同面接会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う離職者や、正規雇用職に恵まれなかった世代の人たちが地元企業の採用担当者との顔合わせした。
 豊橋など四つのハローワークが共催した。東三河に本社や事業所を置く企業21社が面談ブースを設けた。
 今回はコロナ禍で職を失った人に加え、35~54歳の就職氷河期と呼ばれる世代にも参加を呼び掛けた。この日は約80人の求職者が参加し、年齢層も20~50代後半と多岐にわたった。
 製造業などを中心に求職者が順番待ちの列をつくる一方、人手不足が深刻な介護や福祉、運送などのブースにも人が集まった。
 豊橋市内の40代男性は年明けから求職活動を始めた。主に福祉や医療関係の職を求め、この日も4社と面談した。男性は「可能な限り多くの説明会に参加している。1日でも早く仕事を再開したい。待遇や条件などを考え過ぎす、すばやい行動で内定を勝ち取りたい」と切望した。
 しょうゆ製造販売のサンビシ(豊川市)のブースには知名度もあってか、開始当初から順番待ちの列ができた。食品業界はコロナ禍の巣ごもり需要などを背景に人手不足が続く。同社も年明けから転職求人サイトを活用したが、採用後のミスマッチで人材不足が続いているという。
 管理部の葉山智美部長は「コロナ禍で離職した人も多いが、光る人材も多かった。形式上は年齢制限もあるが、主体的に考えて行動できるなら関係ない。何人か気になる人材がいた」と採用にも意欲的だ。
 明輝クリーナー(豊橋市)も「勤務条件や待遇ばかり考えず、社業の将来性や魅力を理解してもらうことが近道」とミスマッチ解消の考えを示した。
 ハローワーク豊橋によると、1月の管内有効求人倍率は1・01倍で前月から横ばい。新規求人倍率も1・54で前月比0・67㌽減少。滝沢良仁次長は「コロナ禍の影響はまだ予断を許さない」と説明する。
【加藤広宣】

 愛知労働局と東三河のハローワークは3日、「ホテルアソシア豊橋」で転職者を対象に合同面接会を開いた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う離職者や、正規雇用職に恵まれなかった世代の人たちが地元企業の採用担当者との顔合わせした。
 豊橋など四つのハローワークが共催した。東三河に本社や事業所を置く企業21社が面談ブースを設けた。
 今回はコロナ禍で職を失った人に加え、35~54歳の就職氷河期と呼ばれる世代にも参加を呼び掛けた。この日は約80人の求職者が参加し、年齢層も20~50代後半と多岐にわたった。
 製造業などを中心に求職者が順番待ちの列をつくる一方、人手不足が深刻な介護や福祉、運送などのブースにも人が集まった。
 豊橋市内の40代男性は年明けから求職活動を始めた。主に福祉や医療関係の職を求め、この日も4社と面談した。男性は「可能な限り多くの説明会に参加している。1日でも早く仕事を再開したい。待遇や条件などを考え過ぎす、すばやい行動で内定を勝ち取りたい」と切望した。
 しょうゆ製造販売のサンビシ(豊川市)のブースには知名度もあってか、開始当初から順番待ちの列ができた。食品業界はコロナ禍の巣ごもり需要などを背景に人手不足が続く。同社も年明けから転職求人サイトを活用したが、採用後のミスマッチで人材不足が続いているという。
 管理部の葉山智美部長は「コロナ禍で離職した人も多いが、光る人材も多かった。形式上は年齢制限もあるが、主体的に考えて行動できるなら関係ない。何人か気になる人材がいた」と採用にも意欲的だ。
 明輝クリーナー(豊橋市)も「勤務条件や待遇ばかり考えず、社業の将来性や魅力を理解してもらうことが近道」とミスマッチ解消の考えを示した。
 ハローワーク豊橋によると、1月の管内有効求人倍率は1・01倍で前月から横ばい。新規求人倍率も1・54で前月比0・67㌽減少。滝沢良仁次長は「コロナ禍の影響はまだ予断を許さない」と説明する。
【加藤広宣】

カテゴリー:社会・経済

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