新城市長選 穂積氏は不出馬を表明

　新城市の穂積亮次市長（68）は８日、任期満了に伴う市長選（10月24日告示、31日投開票）に出馬しない意向を明らかにした。市議会一般質問で答えた。「私自身は立候補をせず、今期をもって市長の任期を全うしたい」と述べた。
　旧鳳来町と旧作手村と合併した２００５年11月から４期務めており、今年11月12日に任期満了を迎える。
　一般質問には小野田直美氏、中西宏彰氏、竹下修平氏、山崎祐一氏、下江洋行氏、山口洋一氏の６氏が登壇。うち４氏が進退について質問した。
【安藤聡】

　穂積市長は議会休憩中、報道陣の取材に応じた。主なやり取りは以下の通り。
　－決断の理由は。
　◆総合的に判断した。５期目はやるべきではない、やってはいけないというアラームが鳴っていた。じっと耳を傾けて最終決断した。新しい可能性があり、これから伸びていくべき人たちに、もっと大きな道を開いていくべきだと思った。今期で任務を終えることが使命と思った。
　－公開政策討論会条例が施行され、初の会が実施されます。
　◆市民に新しい選択の機会をと、少しでも選挙の在り方を変える一歩となればと思って、条例化しました。残りの任期で新型コロナワクチン接種とともにやり遂げないといけない。
　－次の進路はどうしますか。
　◆今は出馬しないことを表明したのみ。先のことは考えていないし、振り返りもしません。
　－後継者は。
　◆決めないし、指名もしません。
　－多選についての思いは。
　◆これまで意見を述べたことはない。多選の弊害はあると思う。何選までが良いとかは一切、思わない。
　－後任について。
　◆新城の街を新しい時代に合わせたものにしてほしい。