高齢者相談センター出張所 豊川市が5カ所新設

　豊川市が高齢者相談センターの出張所を市内５カ所に新設し、新年度の４月３日から運用を開始する。相談窓口の拡充で市内のほぼ全中学校区に置かれる形となり、相談に応じる生活支援コーディネーターが常駐。お年寄りに寄り添う社会の構築を目指す。
　新たに開設するのは金屋元町の豊川出張所（東部地域福祉センター内）、赤坂町狭石の音羽出張所（音羽福祉保健センター内）、御津町広石の御津出張所（御津福祉保健センター内）、小坂井町大堀の小坂井出張所（小坂井支所内）、諏訪西町の代田出張所（市営諏訪西住宅併設）の５カ所。窓口は既存の東部、西部、南部、北部の各地区の高齢者相談センターと合わせて計９カ所となる。
　市社会福祉協議会への委託事業で、各出張所に生活支援コーディネーターが嘱託員と合わせて２人ずつ常駐し、高齢者の相談に応じる。代田出張所のみが代田・金屋校区の担当を兼務するが、同地区には社会福祉会館ウィズ豊川もあることから、市内の全10中学校区に１カ所ずつ設置される形となった。
　高齢者からの相談として、介護保険や日々の生活に関する内容が多いという。基本は訪問型の対応だが、旧宝飯郡４町をはじめ各地区でより市民に近い位置での窓口設置を求める声があり、増設に至った。
　市内には昨年10月１日現在で、65歳以上の高齢者は４万６３４８人おり、高齢化率は約25％となっている。
　出張所の利用日時は、いずれも月曜から金曜日の午前８時半～午後５時15分。問い合わせは市在宅医療連携推進センター（０５３３・89・３１７９）へ。
（由本裕貴）