県内のコロナ新規陽性者は56人 豊橋は5人

　県は30日、同日の新型コロナウイルス新規陽性者は県全体で56人確認した、と発表した。
　内訳は県所管24人、名古屋市18人、豊橋市５人、岡崎市６人、豊田市３人。
　豊橋市の発表した５人の内訳は20代女性２人、70代男性２人、80代女性１人。また、入院療養していた１人の死亡も発表された。
　５人のうち１人は感染経路不明で、１人は知人からの感染、３人はクラスター（感染者集団）が発生している市内医療機関（積善会　積善病院）によるもの。同院では、22日から30日までに計54人の陽性者を確認。内訳は職員から16人、入院患者から38人。
　また、29日の新規陽性者は県全体で39人（県所管14人、名古屋市20人、豊橋市ゼロ、岡崎市３人、豊田市２人）で、指標となる過去７日間の平均は新規陽性者66・０人、入院患者数１９５・９人、陽性率１・８％、重症者数10・０人、新規陽性者のうち高齢者数は13・１人となった。
　年代別の割合では、重症化しやすい70歳以上の高齢者の割合が、第１波（２～４月）の21・０％に対し、第２波（７～８月）は12・６％、第３波（10月21日～３月）は18・５％。また、感染経路不明の割合は、第１波25・６％に対し、第２波53・４％、第３波42・１％となった。
　重症・中等症の割合は、第１波の32・０％に対し、第２波10・９％、第３波は２万１４４１人中２５４５人、11・９％で、多くの人が軽症または無症状だった。
　29日現在の県内患者６４６人に打ち、入院は２４５人、宿泊療養施設入所１１７人、入院調整４人、自宅療養２４１人、調整中39人となった。
【田中博子】