コロナ新規陽性者 県内83人、豊橋は4人

　県は１日、新型コロナウイルスの陽性者が新たに県内で83人が確認されたと発表した。
　内訳は、この日から一宮市が新たに加わり、県所管26人、名古屋市35人、豊橋市４人、岡崎市５人、豊田市10人、一宮市３人。
　豊橋市の発表した４人の内訳は、20代女性１人、70代男性１人、80代女性１人、90歳以上男性１人。いずれもクラスター（感染者集団）が発生している市内医療機関（積善会　積善病院）によるもの。同院で３月22日から１日までに感染が確認されたのは計62人（職員17人、入院患者45人）となった。
　また、３月31日の新規陽性者は99人（県所管49人、名古屋市40人、豊橋市５人、岡崎市２人、豊田市３人）で、指標となる過去７日間の数値は、新規陽性者数68・６人、入院患者数２１６・１人、陽性率２・０％、重症者数10・１人、新規陽性者のうちの高齢者数13・０人となった。
　年代別の割合は、重症化しやすい70歳以上の高齢者の割合が第１波（２～４月）の21・０％に対し、第２波（７～８月）は12・６％、第３波（10月21日～３月）は18・４％。また感染経路不明の割合は第１波25・６％、第２波53・４％、第３波42・１％となった。
　重症・中等症の割合は第１波32・０％、第２波10・９％、第３波11・９％で、多くの人は軽症または無症状だった。
　３月31日時点の県内患者のうち、入院は２５９人、宿泊療養施設入所１１３人、入院調整１人、自宅療養２４６人、調整中99人。10月21日以降の退院等は２万８７９人となった。
【安藤聡・後藤康之】