県内のコロナ新規陽性者168人 豊橋は4人

　県は１３日、県内で新型コロナウイルスの新規陽性者数を１６８人確認した、と発表した。
　内訳は、県所管７５人、名古屋市４３人、豊橋市４人、岡崎市９人、一宮市８人、豊田市２９人。
　豊橋市が13日発表した４人の内訳は、20代男性１人、20代女性３人。男性は知人から感染、女性３人はいずれも感染経路不明。
　豊田市では市内の教会でクラスター（集団感染）が発生。12日も２６人の陽性者が出ており、２日間で計５０人を超える陽性者が出ている。
　同教会では信者が８０人と５０人に分けて集まり、歌を歌うなどしており、大村秀章知事は「宗教行事とはいえ、感染防止対策を無視していると言わざるを得ない。みんなが迷惑をする。厳しい対応を申し入れたい」と遺憾の意を表明した。
　また、１２日の新規陽性者は１２２人（県所管３６人、名古屋市４８人、豊橋市１人、岡崎市６人、一宮市５人、豊田市２６人）で、指標となる過去７日間の平均は、新規陽性者数１５２・０人、入院患者数２８０・１人、陽性率３・６％。重症者数７・１人、新規陽性者のうちの高齢者数１５・３人となり、じりじりと上がってきている。
　大村知事は、「まん延防止等重点措置」の適用も視野に入れ、状況を注視している。
　また、６日から１２日までの新規陽性患者１０１８人のうち、２５１人について変異株ＰＣＲ検査を実施。その結果、１１４人から変異株の陽性者が確認された。これで県内の変異株陽性者数は３月１６～２２日の週の８人以来、計２５０人となった。
（後藤康之）