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「神野新田物語」5カ月ぶり稽古再開

5カ月ぶりで熱が入った稽古=前田南町公民館で
5カ月ぶりで熱が入った稽古=前田南町公民館で

 新田開拓した農民らを描く歴史群像劇「神野新田物語」の8月上演へ向けた稽古が18日、豊橋市前田南町公民館で5カ月ぶりに再開された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は延期。子役たちはブランクを感じさせない演技で、コロナ禍での成長ぶりを見せつけた。舞台は8月21、22日の両日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで上演される。
 公演はNPO法人ひとすじの会が主催、物語原作は事務局長で元教員の杉浦博人さん(67)。新田開拓を導いた神野金之助と開拓に協力する農民らを描き、18年12月の初公演で好評だった。
 今回の第2話「開拓の時代」は1896~1935年が舞台。開拓地は痩せた砂地のため、土地改良で価値を高める。金之助を継いだ三郎は農地解放も構想するが、世界恐慌で再び新田にも試練が忍び寄るシナリオだ。
 稽古は毎週日曜を原則として、7月以降は土曜も充てる。再開初日は幼児から中学2年まで子役11人が参加し、発生や立ち稽古などで感覚を取り戻した。
 水の奪い合いで分断された牟呂と新田。新田の子が行商帰りに牟呂の子から嫌がらせを受けるシーンの台本読みと立ち稽古をした。演出担当の黒住昭人さんから「せりふは一本調子で読まない」「言葉と表情で憎らしさを表現しよう」と助言を受け、子役たちは登場人物になり切ろうとせりふ回しや体の使い方を工夫した。
 大口真由さん(市立南部中学校2年)は小学生時代にも出演した。大口さんは「みんな上手になっていて驚いた。体全体で表すのが難しい」と話した。
 杉浦さんは「コロナ禍で内容を見つめ直す機会になった。ブランクを感じさせない成長ぶりに驚いた」と舌を巻いた。

明治のもち米田植え体験会 参加者募集

 ひとすじの会では、大崎町の水田で5月2日午前9時から、明治のもち米作りを知る田植え体験会を開く。出演者15人のほか、一般の小中学生の親子ら10人を募集する。
 秋の収穫までに水田手入れやはざ掛け、脱穀など自由に参加できる。苗や肥料代(2000円)を負担した人には収穫米5㌔を進呈する。
 ほか、小学3、4年生を対象に8月公演の出演希望者も若干名募る。申し込み、問い合わせは杉浦さん(090・6595・0926)へ。
【加藤広宣】

 新田開拓した農民らを描く歴史群像劇「神野新田物語」の8月上演へ向けた稽古が18日、豊橋市前田南町公民館で5カ月ぶりに再開された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は延期。子役たちはブランクを感じさせない演技で、コロナ禍での成長ぶりを見せつけた。舞台は8月21、22日の両日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで上演される。
 公演はNPO法人ひとすじの会が主催、物語原作は事務局長で元教員の杉浦博人さん(67)。新田開拓を導いた神野金之助と開拓に協力する農民らを描き、18年12月の初公演で好評だった。
 今回の第2話「開拓の時代」は1896~1935年が舞台。開拓地は痩せた砂地のため、土地改良で価値を高める。金之助を継いだ三郎は農地解放も構想するが、世界恐慌で再び新田にも試練が忍び寄るシナリオだ。
 稽古は毎週日曜を原則として、7月以降は土曜も充てる。再開初日は幼児から中学2年まで子役11人が参加し、発生や立ち稽古などで感覚を取り戻した。
 水の奪い合いで分断された牟呂と新田。新田の子が行商帰りに牟呂の子から嫌がらせを受けるシーンの台本読みと立ち稽古をした。演出担当の黒住昭人さんから「せりふは一本調子で読まない」「言葉と表情で憎らしさを表現しよう」と助言を受け、子役たちは登場人物になり切ろうとせりふ回しや体の使い方を工夫した。
 大口真由さん(市立南部中学校2年)は小学生時代にも出演した。大口さんは「みんな上手になっていて驚いた。体全体で表すのが難しい」と話した。
 杉浦さんは「コロナ禍で内容を見つめ直す機会になった。ブランクを感じさせない成長ぶりに驚いた」と舌を巻いた。

明治のもち米田植え体験会 参加者募集

 ひとすじの会では、大崎町の水田で5月2日午前9時から、明治のもち米作りを知る田植え体験会を開く。出演者15人のほか、一般の小中学生の親子ら10人を募集する。
 秋の収穫までに水田手入れやはざ掛け、脱穀など自由に参加できる。苗や肥料代(2000円)を負担した人には収穫米5㌔を進呈する。
 ほか、小学3、4年生を対象に8月公演の出演希望者も若干名募る。申し込み、問い合わせは杉浦さん(090・6595・0926)へ。
【加藤広宣】

5カ月ぶりで熱が入った稽古=前田南町公民館で
5カ月ぶりで熱が入った稽古=前田南町公民館で

カテゴリー:社会・経済

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