94日ぶり300人超 県内コロナ新規陽性者

　県は２１日、新型コロナウイルスの新規陽性者を３１２人確認したと発表した。内訳は県所管１３６人、名古屋市１３９人、豊橋市１０人、岡崎市８人、一宮市９人、豊田市１０人。
　新規陽性者が３００人を超えたのは１月１６日（土）の３２２人以来、９４日ぶり。
　大村秀章知事は「明らかに第３波のピークの再来で、第４波の到来。これからさらに厳しい状況が続くものと思われる」と予測。
　県民に対して「２０日からは、まん延防止等重点措置が適用されており、不要不急、県をまたぐ移動の自粛、高齢者への感染拡大の防止、気保温的な感染防止対策に徹底を図ってほしい」、飲食店に対しては「名古屋市内は午後８時まで、それ以外は午後９時までという営業時間短縮を守り、それ以降の外出を自粛。感染防止に協力していただきたい」と改めて要請した。
　また、２０日の新規感染者１９０人を加えた過去７日間の指標は、新規陽性者数２０１・０人、入院患者数３５９・７人、陽性率５・２％、重症者数１１・１人、新規陽性者のうちの高齢者数は１７・０人となり、一段と厳しい情勢になったことを報告した。
（後藤康之）

　豊橋市が21日発表した10人の内訳は20代女性２人、30代男性２人、40代男性１人、50代男性１人、50代女性１人、60代女性１人、70代男性１人、90歳以上女性１人。家族から１人、知人から１人それぞれ感染、20代女性と70代男性、90歳以上女性はクラスター（感染者集団）が発生している市内医療機関（積善会　積善病院）によるもの。同院で３月22日から21日までに感染が確認されたのは計83人（職員19人、入院患者64人）となった。５人は感染経路不明。
　市の監査委員事務局50代男性、市民課の20代女性と40代女性の３人の感染が判明。いずれも保健所の指導で消毒した。
　20日判明の新規感染者18人の内訳は、10歳未満男児１人、10代女性１人、20代男性４人、20代女性２人、30代女性１人、40代男性１人、、50代女性２人、60代男性１人、60代女性１人、70代男性２人、80代男性１人、80代女性１人。
　国保年金課の20代女性職員と、市民課の20代人材派遣女性職員の２人の感染を確認。それぞれ保健所の指導で消毒した。
【安藤聡】