コロナ新規陽性者 県内294人、豊橋は15人

　県は22日、新型コロナウイルスの新規陽性者が２９４人あったと発表した。内訳は県所管１３７人、名古屋市１１９人、豊橋市15人、岡崎市４人、一宮市14人、豊田市５人。県全体としては第３波がピークとなった１月中・下旬と同水準の厳しい状況にあるとみられる。
　豊橋市が22日発表した15人の内訳は10歳未満男児１人、10代男性１人、10代女性１人、20代女性３人、30代男性１人、30代女性２人、40代女性１人、60代女性３人、70代女性２人。うち７人は家族から、２人は知人からの感染。70代女性の１人はクラスター（感染者集団）が発生している市内医療機関（積善会　積善病院）によるもの。同院で３月22日から今月22日までに感染が確認されたのは計84人（職員20人、入院患者64人）となった。５人は感染経路不明。
　また市役所市民課60代女性と障害福祉課30代男性の感染が判明。いずれも職場を消毒した。
　また、21日の新規感染者は再感染１人を含む３１２人（県１３６人、名古屋市１３９人、豊橋市10人、岡崎市８人、一宮市９人、豊田市10人）で、指標となる過去７日間の平均は新規陽性者数２１４・６人、入院患者数３７１・０人、陽性率５・１％、重症者数12・３人、新規陽性者のうちの高齢者数17・９人となった。
　21日時点での県内患者２４０２人のうち、入院は４０１人、宿泊療養施設入所３４３人、入院調整８人、自宅療養１３３８人、調整中３１２人となった。
　一方、県内で発生した新型コロナウイルス感染症の患者について、変異株ＰＣＲ検査を実施した結果、21日までにＮ５０１Ｙの変異がある変異株が新たに１１８例確認され、県内の変異株は５５２例となった。
【安藤聡・後藤康之】