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田原福江小の答礼人形 紙芝居で紹介

寄贈式の様子。鈴木教育長㊧と間瀬さん㊥
寄贈式の様子。鈴木教育長㊧と間瀬さん㊥
「ミス・フクエ・アツミ」フラトン公立図書館蔵(田原市博物館提供)
「ミス・フクエ・アツミ」フラトン公立図書館蔵(田原市博物館提供)
「カレン」田原市立福江小学校蔵(同)
「カレン」田原市立福江小学校蔵(同)

 田原市立福江小学校が昭和初期に米国・フラトン市に贈った人形「ミス・フクエ・アツミ」を巡る話の紙芝居が、市の小学校18校と中央、渥美、赤羽根の3図書館に寄贈された。22日、市役所で寄贈式があり、福江小卒業生が中心となった「フレンドシップドールプロジェクト」の間瀬祐一代表、鈴木欽也教育長らが出席した。
 1927年に日米友好の証として国内の小学校に米国から1万2000体以上贈られた「青い目の人形」。それに応える形で日本からも58体の日本人形を贈った。「ミス・フクエ・アツミ」は、その際に福江小学校が独自にフラトン市に贈ったもので、現在でも現地の公立図書館に保存されている。
 紙芝居はこのエピソードをB4サイズ16枚で描いたもの。間瀬代表は「民間交流や歴史の教育にぜひ役立ててほしい」と語った。鈴木教育長は「地域の歴史に関わる話。子どもたちの学びになる」と感謝を述べた。
 最初にフラトン市から贈られた人形「エスター・カリフォルニア」は太平洋戦争のさなかに行方が分からなくなっており、敵国文化の品として処分された可能性が高いという。日米友好で人形を贈る企画を立てたシドニー・ギューリックさんの孫に当たる人がそれを知り、2007年に新たな人形「カレン」を福江小学校に寄贈した。「カレン」は福江小学校に保存され、子どもたちの友好と平和を願う民間交流の証となっている。
【岸侑輝】

 田原市立福江小学校が昭和初期に米国・フラトン市に贈った人形「ミス・フクエ・アツミ」を巡る話の紙芝居が、市の小学校18校と中央、渥美、赤羽根の3図書館に寄贈された。22日、市役所で寄贈式があり、福江小卒業生が中心となった「フレンドシップドールプロジェクト」の間瀬祐一代表、鈴木欽也教育長らが出席した。
 1927年に日米友好の証として国内の小学校に米国から1万2000体以上贈られた「青い目の人形」。それに応える形で日本からも58体の日本人形を贈った。「ミス・フクエ・アツミ」は、その際に福江小学校が独自にフラトン市に贈ったもので、現在でも現地の公立図書館に保存されている。
 紙芝居はこのエピソードをB4サイズ16枚で描いたもの。間瀬代表は「民間交流や歴史の教育にぜひ役立ててほしい」と語った。鈴木教育長は「地域の歴史に関わる話。子どもたちの学びになる」と感謝を述べた。
 最初にフラトン市から贈られた人形「エスター・カリフォルニア」は太平洋戦争のさなかに行方が分からなくなっており、敵国文化の品として処分された可能性が高いという。日米友好で人形を贈る企画を立てたシドニー・ギューリックさんの孫に当たる人がそれを知り、2007年に新たな人形「カレン」を福江小学校に寄贈した。「カレン」は福江小学校に保存され、子どもたちの友好と平和を願う民間交流の証となっている。
【岸侑輝】

寄贈式の様子。鈴木教育長㊧と間瀬さん㊥
寄贈式の様子。鈴木教育長㊧と間瀬さん㊥
「ミス・フクエ・アツミ」フラトン公立図書館蔵(田原市博物館提供)
「ミス・フクエ・アツミ」フラトン公立図書館蔵(田原市博物館提供)
「カレン」田原市立福江小学校蔵(同)
「カレン」田原市立福江小学校蔵(同)

カテゴリー:社会・経済

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