コロナ新規陽性者 県内284人、豊橋は9人

　県は２３日、新型コロナウイルスの陽性者があらたに２８４人（うち再感染２人）あったと発表した。
　内訳は、県所管１２５人（うち再感染１人）、名古屋市１０５人（うち再感染１人）、豊橋市９人、岡崎市８人、一宮市１３人、豊田市２４人。第３波がピークだった１月中旬とほぼ同規模の厳しい状態が続いている。
　豊橋市が23日発表した新規陽性者９人の内訳は、10歳未満男児１人、10歳未満女児１人、10代女性１人、20代男性１人、20代女性１人、30代女性３人、40代女性１人。３人は家族から、２人は知人からそれぞれ感染。４人は感染経路不明。
　市役所の市民課20代男性職員、国保年金課20代女性職員の２人の感染が判明。各職場の消毒を実施した。
　また入院療養していた１人の死亡が確認された。
　２２日の新規陽性者は２９４人（県所管１３７人、名古屋市１１９人、豊橋市１５人、岡崎市４人、一宮市１４人、豊田市５人）で、指標となる過去７日間の平均は、新規陽性者数２２５・６人、入院患者数３８２・１人、陽性率５・５％、重症者数１３・１人、新規陽性者のうちの高齢者数１８・３人となった。
　重症化しやすい７０歳以上の高齢者の割合は９・０％、また、感染経路不明の割合は４３・６％。
　重症・中等症の割合は、第１波（昨年２～４月）が３２・０％だったのに対し、第２波（７～８月）は１０・９％、第３波（１０月２１日～３月３０日）は１１・９％で、３月３１日以降の第４波は３８４８人中２６４人で６・９％となった。
　入院状況は２２日時点の県内患者２４８５人のうち、入院は４１８人、宿泊療養施設入所３４９人、入院調整８人、自宅療養１４１６人、調整中２９４人。
【安藤聡・後藤康之】