豊川の宇都宮工業が経産省から表彰

　豊川市の住宅・自動車関連部品メーカーで、豊川商工会議所常議員の宇都宮工業（土井義昭会長）が、経済産業省所管の「はばたく中小企業・小規模事業者３００社」に選ばれた。
　同賞はＩＴによるサービス導入や経営資源の有効活動による生産性向上、積極的な海外展開やインバウンド需要の取り組み、多様な人材活用や円滑な事業継承など、さまざまな分野で活躍する企業を選定して表彰するもの。
　宇都宮工業は「生産性向上」部門で選ばれ、３月23日に東京都の経産省講堂で表彰式があり、世耕弘成・経産大臣から表彰状を贈られた。
　１９６９（昭和44）年設立の同社は、２０１５年11月に大木工業用地の第１号企業として本社工場を移転。特許製品も含め、現場の作業効率を向上させる製品を開発する他、１１３人の社員全員が生産性向上やコスト削減に向けて提案する「私の改善活動」、作業の安全性を重視し、ワンタッチ作業や品質の安定化を可能にした商品開発を展開している点などが評価された。
　土井昌司社長は「スピードこそが最大のサービス。お客様から最初に声を掛けていただける会社が目標」と社是を掲げている。（由本裕貴）