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国際芸術祭「あいち2022」会場発表

オンラインで記者会見する片岡監督。背景は各会場のイメージ
オンラインで記者会見する片岡監督。背景は各会場のイメージ

 国際芸術祭「あいち」組織委員会は25日、2022年7月30日から10月10日まで開催する「国際芸術祭『あいち2022』」の会場として、愛知芸術文化センターに加え、一宮市、常滑市と有松地区(名古屋市)の3地区を決定したと発表した。
 「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートの力」がテーマの芸術祭。最先端の現代美術を紹介するほか、国内外の先鋭的な舞台芸術の発表がある。また「ラーニング・プログラム」によって、各会場で幅広い層の学びを用意する。
 この日、片岡真実芸術監督が3会場をオンラインで発表した。
 一宮市は、県北西部に位置する人口38万人の中核市。江戸時代より織物生産が盛んで、現在は「毛織物のまち一宮」として知られる。
 常滑市は、知多半島の中央、西海岸に位置し人口約6万人。平安時代末期から「古常滑」と呼ばれる焼き物の産地として知られ、日本遺産に選定された日本六古窯の一つ。海運業も盛んで、江戸時代以降は急須、明治時代からは土管、タイルなどを生産し、全国へ出荷された。
 名古屋市南東部に位置する有松地区は、江戸時代から「有松・鳴海絞」の製造販売により発展してきた東海道沿いの町。2016年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定され、19年には文化庁から日本遺産に認定されている。
 片岡監督は大学生まで一宮市で過ごしたこともあり、思い入れは深いという。今後、出展作品などの検討を加え、具体的な会場が決まる。片岡監督は「芸術文化センターがメインで他がサテライト、という考え方はしない。各地が持つ自然や産業の歴史を反映する作品を展示したい」と意気込みを語った。
(後藤康之)

 国際芸術祭「あいち」組織委員会は25日、2022年7月30日から10月10日まで開催する「国際芸術祭『あいち2022』」の会場として、愛知芸術文化センターに加え、一宮市、常滑市と有松地区(名古屋市)の3地区を決定したと発表した。
 「STILL ALIVE 今、を生き抜くアートの力」がテーマの芸術祭。最先端の現代美術を紹介するほか、国内外の先鋭的な舞台芸術の発表がある。また「ラーニング・プログラム」によって、各会場で幅広い層の学びを用意する。
 この日、片岡真実芸術監督が3会場をオンラインで発表した。
 一宮市は、県北西部に位置する人口38万人の中核市。江戸時代より織物生産が盛んで、現在は「毛織物のまち一宮」として知られる。
 常滑市は、知多半島の中央、西海岸に位置し人口約6万人。平安時代末期から「古常滑」と呼ばれる焼き物の産地として知られ、日本遺産に選定された日本六古窯の一つ。海運業も盛んで、江戸時代以降は急須、明治時代からは土管、タイルなどを生産し、全国へ出荷された。
 名古屋市南東部に位置する有松地区は、江戸時代から「有松・鳴海絞」の製造販売により発展してきた東海道沿いの町。2016年に国の重要伝統的建造物保存地区に選定され、19年には文化庁から日本遺産に認定されている。
 片岡監督は大学生まで一宮市で過ごしたこともあり、思い入れは深いという。今後、出展作品などの検討を加え、具体的な会場が決まる。片岡監督は「芸術文化センターがメインで他がサテライト、という考え方はしない。各地が持つ自然や産業の歴史を反映する作品を展示したい」と意気込みを語った。
(後藤康之)

オンラインで記者会見する片岡監督。背景は各会場のイメージ
オンラインで記者会見する片岡監督。背景は各会場のイメージ

カテゴリー:社会・経済

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