東栄町長リコール署名の有効数956筆
東栄町の住民有志「東栄をよくする会」が、村上孝治町長の解職請求(リコール)のために集めた署名について、町選挙管理委員会は26日、有効署名数は956筆だったと告示した。提出署名は969筆あった。27日~6月2日が縦覧で、有権者数の3分の1の908筆以上が有効と確定すれば、本請求後に住民投票が実施される。
会は、町が新しく建設しようとする医療センターが、人工透析や救急の受け入れなどを廃止したことから医療充実を求め、町長リコールに向けた署名活動を実施。4月1日から1カ月、請求代表者7人と受任者62人が署名を集め、今月6日に町選管に提出した。
選管は7日から26日まで審査し、13筆を無効と判断した。
今回の町長リコール署名の発端は、町営東栄医療センターの人工透析や救急の受け入れなどを廃止したことだ。透析患者らは新城市などへの通院を余儀なくされるため、センターでの機能再開を盛り込んだ条例改正案の審議を求めて昨年12月に署名活動し、977人分が集まった。だが、3月17日に町議会は賛成少数で否決した。
この署名の縦覧期間の2月、大村秀章知事に対するリコール署名の偽造問題が発覚。村上町長の後援会が、東栄町の署名の有効性を疑うようなチラシを配った。村上町長は3月議会で陳謝したが、反発した町民が町長に対するリコール署名活動を改めて始めた。
この日、請求代表者5人が記者会見し、浅尾大輔さん(51)は「条例改廃請求よりも多い署名を集めなければならなかったが、とりあえずは認められた。今後は住民投票や町長選を見通して手続きを進める」と話した。
住民投票で町長の解職に賛成が過半数となれば町長は失職する。
【安藤聡】
東栄町の住民有志「東栄をよくする会」が、村上孝治町長の解職請求(リコール)のために集めた署名について、町選挙管理委員会は26日、有効署名数は956筆だったと告示した。提出署名は969筆あった。27日~6月2日が縦覧で、有権者数の3分の1の908筆以上が有効と確定すれば、本請求後に住民投票が実施される。
会は、町が新しく建設しようとする医療センターが、人工透析や救急の受け入れなどを廃止したことから医療充実を求め、町長リコールに向けた署名活動を実施。4月1日から1カ月、請求代表者7人と受任者62人が署名を集め、今月6日に町選管に提出した。
選管は7日から26日まで審査し、13筆を無効と判断した。
今回の町長リコール署名の発端は、町営東栄医療センターの人工透析や救急の受け入れなどを廃止したことだ。透析患者らは新城市などへの通院を余儀なくされるため、センターでの機能再開を盛り込んだ条例改正案の審議を求めて昨年12月に署名活動し、977人分が集まった。だが、3月17日に町議会は賛成少数で否決した。
この署名の縦覧期間の2月、大村秀章知事に対するリコール署名の偽造問題が発覚。村上町長の後援会が、東栄町の署名の有効性を疑うようなチラシを配った。村上町長は3月議会で陳謝したが、反発した町民が町長に対するリコール署名活動を改めて始めた。
この日、請求代表者5人が記者会見し、浅尾大輔さん(51)は「条例改廃請求よりも多い署名を集めなければならなかったが、とりあえずは認められた。今後は住民投票や町長選を見通して手続きを進める」と話した。
住民投票で町長の解職に賛成が過半数となれば町長は失職する。
【安藤聡】