太平洋岸自転車道が「ナショナルサイクルルート」に指定

　国土交通省の自転車活用推進本部は、日本を代表し、世界に誇る「ナショナルサイクリングルート」として新たに▽「太平洋岸自転車道」（千葉県銚子市銚子駅－和歌山市加太港、延長１４８７㌔）▽「トカプチ４００」（北海道帯広市のＪＲ帯広駅を起終点とし上士幌町から大樹町までを８の字で結んだルート、延長４０３㌔）▽「富山湾岸サイクリングコース」（富山県氷見市脇－同県朝日町境、１０２㌔）－の３ルートを指定した。
　「太平洋岸自転車道」は千葉県から神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山の各県の太平洋岸を走るルートで、世界遺産の富士山をはじめ、日本を代表する観光地・景勝地が多数存在する。
　また、「トカプチ４００」は大雪山国立公園や太平洋などの広大で豊かな自然風景、十勝平野の肥沃な大地に広がる農業・酪農の風景が楽しめるルート。「富山湾岸サイクリングコース」は、「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟している富山湾の魅力が体感できる湾岸沿いのルート。
　第１次ナショナルサイクルルートは「つくば霞ケ浦りんりんロード」（茨城県）、「ビワイチ」（滋賀県）、「しまなみ海道サイクリングロード」（広島県、愛媛県）の３ルートが選ばれており、今回の指定で６ルートとなった。
（後藤康之）