豊川工科高の澤田さん甲種危険物取扱者取得
県立豊川工科高校3年の澤田侑磨さん(17)が難関の国家試験「甲種危険物取扱者」に合格した。10日、試験実施機関の「消防試験センター県支部」から、表彰状が贈られた。記録に残る2008年以降、同校では初めての合格者だという。
センターによると、化学などを学んで大学を卒業するか、大学で15単位以上を取れば受験できる。高校生の場合、6種類ある「乙種危険物取扱者」を4種類取得すれば受験可能となるが、在学中には至難の業だ。
澤田さんは1年生の3月に乙種第4類に合格。取得しやすい資格だとして学校に薦められたものだ。そこで、他の5類も取ろうと勉強を始め、2年生の冬には乙種のすべてに合格した。学校の授業とは無関係な内容のため、徹底して過去問を解き続けたという。
そして今年3月に甲種危険物取扱者を受験、見事に合格した。この時は県支部で156人が受験し55人が合格したが、高校生は澤田さん1人だけだったという。
「高校在学中に、いろんなことに挑戦を、と親にも言われていた」という澤田さん。当初は進路も考えていなかったが、難関試験への合格で、豊橋技術科学大学への進学が視野に入った。これからは受験勉強が始まる。
佐藤泰嗣校長は「チャレンジによって可能性が広まった」と澤田さんを祝福した。
【山田一晶】
県立豊川工科高校3年の澤田侑磨さん(17)が難関の国家試験「甲種危険物取扱者」に合格した。10日、試験実施機関の「消防試験センター県支部」から、表彰状が贈られた。記録に残る2008年以降、同校では初めての合格者だという。
センターによると、化学などを学んで大学を卒業するか、大学で15単位以上を取れば受験できる。高校生の場合、6種類ある「乙種危険物取扱者」を4種類取得すれば受験可能となるが、在学中には至難の業だ。
澤田さんは1年生の3月に乙種第4類に合格。取得しやすい資格だとして学校に薦められたものだ。そこで、他の5類も取ろうと勉強を始め、2年生の冬には乙種のすべてに合格した。学校の授業とは無関係な内容のため、徹底して過去問を解き続けたという。
そして今年3月に甲種危険物取扱者を受験、見事に合格した。この時は県支部で156人が受験し55人が合格したが、高校生は澤田さん1人だけだったという。
「高校在学中に、いろんなことに挑戦を、と親にも言われていた」という澤田さん。当初は進路も考えていなかったが、難関試験への合格で、豊橋技術科学大学への進学が視野に入った。これからは受験勉強が始まる。
佐藤泰嗣校長は「チャレンジによって可能性が広まった」と澤田さんを祝福した。
【山田一晶】