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豊橋・ワクチン接種へ東三河外から医師派遣

新型コロナウイルスワクチンについて報告する今枝氏=東愛知新聞社で
新型コロナウイルスワクチンについて報告する今枝氏=東愛知新聞社で

 新型コロナウイルスワクチンは、65歳以上の高齢者に続き、一般へ接種が近く始まる。大規模接種会場などを活用する場合、問題となってくるのが医師の確保だ。県は、東三河に地域外から医師の集団の派遣を依頼することになった。豊橋市中浜町に7月12日に開設する大規模接種会場で稼働する。実現に向けて働きかけを続けた自民党の今枝宗一郎衆院議員(愛知14区)が20日、東愛知新聞に明らかにした。
 今枝氏によると、国内には全国規模で医師を派遣できる業界グループが複数ある。このような医師を活用すれば、地元の医療人材はそのままに、ワクチン接種の規模拡大が可能だ。政府はグループと折衝を続けた。
 この仕組みを県内では唯一、東三河で実施する。豊橋市の65歳以上のワクチン接種率は1回目は36・3%、2回目は3・8%となっており、さらに加速が望まれる。
 旧結婚式場の施設を利用、12日に開設する大規模接種会場で問診、ワクチン接種、経過観察や緊急時の対応などを他のエリアからきた医師が担う。ここでは一日1000人の接種が可能となる。市は間もなく、64歳以下の市民に対しても接種券を発送する予定だ。
 一方、今枝氏は接種率の拡大に大きな役割を果たす職域接種について、豊川市や蒲郡市の経済団体などと協議を重ねていることを明らかにした。今枝氏は「職域接種は、従業員数千人の大企業の話だと思っている人が多いがそうではない。中小でも可能だ」と話す。
 具体的には商工会議所などとその会員企業、市で協議して「職域」を作る。最低でも1000人の接種希望者がいれば国に申請可能。接種担当の医師を確保し、ワクチンが届けばそのまま可能になる。名古屋市中区栄のフィリピンパブや飲食店、カラオケ店など46店舗が共同でワクチンの職域接種を国に申請したことで話題になった。
 今枝氏は「愛知14区で職域接種のモデルを構築したい」と話した。
【山田一晶】

 新型コロナウイルスワクチンは、65歳以上の高齢者に続き、一般へ接種が近く始まる。大規模接種会場などを活用する場合、問題となってくるのが医師の確保だ。県は、東三河に地域外から医師の集団の派遣を依頼することになった。豊橋市中浜町に7月12日に開設する大規模接種会場で稼働する。実現に向けて働きかけを続けた自民党の今枝宗一郎衆院議員(愛知14区)が20日、東愛知新聞に明らかにした。
 今枝氏によると、国内には全国規模で医師を派遣できる業界グループが複数ある。このような医師を活用すれば、地元の医療人材はそのままに、ワクチン接種の規模拡大が可能だ。政府はグループと折衝を続けた。
 この仕組みを県内では唯一、東三河で実施する。豊橋市の65歳以上のワクチン接種率は1回目は36・3%、2回目は3・8%となっており、さらに加速が望まれる。
 旧結婚式場の施設を利用、12日に開設する大規模接種会場で問診、ワクチン接種、経過観察や緊急時の対応などを他のエリアからきた医師が担う。ここでは一日1000人の接種が可能となる。市は間もなく、64歳以下の市民に対しても接種券を発送する予定だ。
 一方、今枝氏は接種率の拡大に大きな役割を果たす職域接種について、豊川市や蒲郡市の経済団体などと協議を重ねていることを明らかにした。今枝氏は「職域接種は、従業員数千人の大企業の話だと思っている人が多いがそうではない。中小でも可能だ」と話す。
 具体的には商工会議所などとその会員企業、市で協議して「職域」を作る。最低でも1000人の接種希望者がいれば国に申請可能。接種担当の医師を確保し、ワクチンが届けばそのまま可能になる。名古屋市中区栄のフィリピンパブや飲食店、カラオケ店など46店舗が共同でワクチンの職域接種を国に申請したことで話題になった。
 今枝氏は「愛知14区で職域接種のモデルを構築したい」と話した。
【山田一晶】

新型コロナウイルスワクチンについて報告する今枝氏=東愛知新聞社で
新型コロナウイルスワクチンについて報告する今枝氏=東愛知新聞社で

カテゴリー:政治・行政

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