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梅田川の洪水ハザードマップ 豊橋市が11年ぶり改訂

11年ぶりに改訂した梅田川の洪水ハザードマップ=市役所で
11年ぶりに改訂した梅田川の洪水ハザードマップ=市役所で
市内南部を流れる梅田川=植田町で
市内南部を流れる梅田川=植田町で

 豊橋市は22日、梅田川流域の氾濫(はんらん)から命を守る洪水ハザードマップ(A1判)=ことば=を11年ぶりに改訂した。1000年に1度起きる水準の大雨を想定した浸水想定区域を拡大した。裏面には避難や日頃の備えなど役立つ情報を掲載している。7月1日から流域校区への配布と広報とよはしで周知する。
 洪水ハザードマップ改訂は2015年の水防法改正に伴うもので、梅田川のマップは2010年度以来の改訂となる。市内の河川では豊川・豊川放水路と柳生川が19年度に改訂版を出した。
 法改正に伴い降雨の想定基準が従来の「50年に1度程度」から「1000年に1度」となり、24時間雨量も800㍉以上に改まった。
 改訂版のマップは流域の浸水想定区域を黄色(0・3㍍未満)から紫色(5~10㍍)までの6段階に区分した。国道259号から国道23号バイパスが通る河口付近はもっとも浸水域が広い。大半が水田地帯で住宅は少ないが、浸水深は1㍍以上(緑色)から3㍍以上(水色)に上る。
 マップの裏面は有事への備えをまとめた。防災メモ欄には、家庭ごとに避難所や安否確認の方法や避難場所への所要時間などを一覧できる。
 国の大雨災害時の避難警戒レベルは5月に改定した最新版を掲載。警戒レベルごとの避難行動を項目にして、イラストを添えて解説している。
 芦原や植田など沿岸15小学校区で7月から3万2000世帯に配布。一部公共施設などに掲示するほか、市のホームページにも掲載する。
【加藤広宣】

ことば
洪水ハザードマップ
 大雨に伴う河川増水による堤防の破壊やはんらんなどに備え、人的被害を防ぐ狙いで浸水や避難に関する情報を住民に提供するための地図。市長村長の作成と公表が義務付けられ配布される。「浸水想定区域」「避難情報」の掲載が要件にあり、今回は2015年の水防法改正で一部記載内容を改めた。市内では豊川・豊川放水路版と柳生川版もある。

 豊橋市は22日、梅田川流域の氾濫(はんらん)から命を守る洪水ハザードマップ(A1判)=ことば=を11年ぶりに改訂した。1000年に1度起きる水準の大雨を想定した浸水想定区域を拡大した。裏面には避難や日頃の備えなど役立つ情報を掲載している。7月1日から流域校区への配布と広報とよはしで周知する。
 洪水ハザードマップ改訂は2015年の水防法改正に伴うもので、梅田川のマップは2010年度以来の改訂となる。市内の河川では豊川・豊川放水路と柳生川が19年度に改訂版を出した。
 法改正に伴い降雨の想定基準が従来の「50年に1度程度」から「1000年に1度」となり、24時間雨量も800㍉以上に改まった。
 改訂版のマップは流域の浸水想定区域を黄色(0・3㍍未満)から紫色(5~10㍍)までの6段階に区分した。国道259号から国道23号バイパスが通る河口付近はもっとも浸水域が広い。大半が水田地帯で住宅は少ないが、浸水深は1㍍以上(緑色)から3㍍以上(水色)に上る。
 マップの裏面は有事への備えをまとめた。防災メモ欄には、家庭ごとに避難所や安否確認の方法や避難場所への所要時間などを一覧できる。
 国の大雨災害時の避難警戒レベルは5月に改定した最新版を掲載。警戒レベルごとの避難行動を項目にして、イラストを添えて解説している。
 芦原や植田など沿岸15小学校区で7月から3万2000世帯に配布。一部公共施設などに掲示するほか、市のホームページにも掲載する。
【加藤広宣】

ことば
洪水ハザードマップ
 大雨に伴う河川増水による堤防の破壊やはんらんなどに備え、人的被害を防ぐ狙いで浸水や避難に関する情報を住民に提供するための地図。市長村長の作成と公表が義務付けられ配布される。「浸水想定区域」「避難情報」の掲載が要件にあり、今回は2015年の水防法改正で一部記載内容を改めた。市内では豊川・豊川放水路版と柳生川版もある。

11年ぶりに改訂した梅田川の洪水ハザードマップ=市役所で
11年ぶりに改訂した梅田川の洪水ハザードマップ=市役所で
市内南部を流れる梅田川=植田町で
市内南部を流れる梅田川=植田町で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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