12日からは県独自の厳重警戒宣言

　県は９日、66人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。県内に出ていた「まん延防止等重点措置」は11日に期限を迎えるが、県は９日、その後も独自の厳重警戒宣言を出し、引き続き飲食店などへの時短要請を続ける方針を決めた。宣言は８月11日までの31日間で対象区域は県下全域となる。
　この日の対策本部会議で大村秀章知事は「７日間平均の新規陽性者と入院患者が減っているが、オリンピックの開催で必ず再び大きな山を迎える。感染が拡大すれば、緊急事態宣言期間は延長する」と述べた。

コロナ新規陽性者 県内66人、豊橋は8人

　県内66人の管轄保健所別内訳は、県管轄が39人、名古屋市が16人、豊橋市が８人、岡崎市がゼロ、一宮市が１人、豊田市が２人。
　一方、８日に陽性と発表された49人の地域別内訳は、東三河は豊橋市が50代男性１人▽豊川市が20代男性１人－だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は50・９人、陽性率は１・７％、入院患者は２２６・０人、入院患者のうち重症者は14・７人、新規陽性者のうちの高齢者は４・１人だった。新規陽性者が再び「警戒」になった。
　８日現在の確保病床入院は１９０人、入院調整はゼロ、施設入所は92人、自宅療養は２６４人。
（後藤康之）