「海の中」に模様替え 豊橋市中央図書館児童室

　豊橋市中央図書館は夏休み期間限定で、児童室内の模様替えをした。「図書館は海の中」と題し、海をイメージした装飾を施した。
　広い窓に沿って青、白、緑のビニールテープを重ねて海をつくり、４月16日から１カ月実施した「図書館こどもフェスタ」で来館した子どもたちが折り紙で作った魚２５３匹を貼り付けた。涼しげな海中の世界を演出し、本棚には「水の世界を覗いてみたら」をテーマに海や川を題材にした絵本や物語、魚や貝、クラゲなど水中で暮らす生きものの図鑑など約１５０冊の関連本を並べている。
　21日から８月31日まで、館内に逃げた「金魚」を探しあて、書かれたメッセージを集めた子どもたちがプレゼントをもらえる特別イベント「きんぎょがにげた」も予定している。
　また、室内では「夏休み宿題応援特設コーナー」として、自由研究・工作を助ける本のコーナーと、読書感想文のコーナーを新たに設けた。自由研究・工作のコーナーでは、自然観察や家庭でできる実験、輪ゴムやストロー、廃材などを使った工作、手作りおもちゃの本など約３００冊を、読書感想文のコーナーでは、昨年の課題図書を含め、名作や感想文にお勧めの本、感想文の書き方の本など約１５０冊を紹介している。
　装飾と特設コーナーの設置は８月31日まで（月曜、８月10、27日は休館）。いずれの本も貸し出し可能。
【田中博子】