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「あいスタ認証」豊橋市が早期申請を呼び掛け

市の補助申請を機に「あいスタ」認証への移行を勧める豊橋市=市役所の補助申請窓口で
市の補助申請を機に「あいスタ」認証への移行を勧める豊橋市=市役所の補助申請窓口で

 飲食店を対象に、新型コロナウイルス感染防止策の徹底を促す県の認証制度「ニューあいちスタンダード」(あいスタ)の申請受け付けが始まった。飲食店は既存の「安全・安心宣言施設」から新制度へ順次移行するが、県は切り替わる時期を明示していない。認定に時間がかかるとみられ、各種申請に必要なことから、地元自治体では業界団体を通じて早期の認証取得を促している。
 あいスタ認証はテークアウトやデリバリー専門店を除く飲食店が対象となる。50項目の感染対策を実施状況まで第三者の調査員が確認した上で認証を与える。
 手指消毒や飛沫(ひまつ)防止のアクリル板など基本項目のほか、電子マネーなど非接触対応の設備導入などのプラス項目がある。認証は42の基本項目をすべて満たす必要があり、プラス8項目の対応数に応じて星三つを与える。
 新制度は「手間も時間もかかる」とみられる一方、豊橋市では「思ったより飲食店の反応が少ない」という。
 緊急事態宣言などの協力金支払い要件にも認証の有無がある。いまは旧認証でいいが、県は新制度への移行時期を公表してはいない。ただ、10月以降は認証がないと時短や休業の協力金が受け取れない。
 市は昨年度より対象を広げ、飲食店を含む商店にコロナ感染対策の備品購入費を一部補助する制度を7月から開始。県の認証も申請要件に含まれている。
 市商工業振興課では「あいスタ認証と市の補助申請開始が重なった。申請を機に、新制度への移行を勧める」という。高木美和課長補佐は「調査頻度は限られ、巡回はかなり時間を要すると思う。急いで取れるような代物ではない」と早期対応に警鐘を鳴らす。
【加藤広宣】

 飲食店を対象に、新型コロナウイルス感染防止策の徹底を促す県の認証制度「ニューあいちスタンダード」(あいスタ)の申請受け付けが始まった。飲食店は既存の「安全・安心宣言施設」から新制度へ順次移行するが、県は切り替わる時期を明示していない。認定に時間がかかるとみられ、各種申請に必要なことから、地元自治体では業界団体を通じて早期の認証取得を促している。
 あいスタ認証はテークアウトやデリバリー専門店を除く飲食店が対象となる。50項目の感染対策を実施状況まで第三者の調査員が確認した上で認証を与える。
 手指消毒や飛沫(ひまつ)防止のアクリル板など基本項目のほか、電子マネーなど非接触対応の設備導入などのプラス項目がある。認証は42の基本項目をすべて満たす必要があり、プラス8項目の対応数に応じて星三つを与える。
 新制度は「手間も時間もかかる」とみられる一方、豊橋市では「思ったより飲食店の反応が少ない」という。
 緊急事態宣言などの協力金支払い要件にも認証の有無がある。いまは旧認証でいいが、県は新制度への移行時期を公表してはいない。ただ、10月以降は認証がないと時短や休業の協力金が受け取れない。
 市は昨年度より対象を広げ、飲食店を含む商店にコロナ感染対策の備品購入費を一部補助する制度を7月から開始。県の認証も申請要件に含まれている。
 市商工業振興課では「あいスタ認証と市の補助申請開始が重なった。申請を機に、新制度への移行を勧める」という。高木美和課長補佐は「調査頻度は限られ、巡回はかなり時間を要すると思う。急いで取れるような代物ではない」と早期対応に警鐘を鳴らす。
【加藤広宣】

市の補助申請を機に「あいスタ」認証への移行を勧める豊橋市=市役所の補助申請窓口で
市の補助申請を機に「あいスタ」認証への移行を勧める豊橋市=市役所の補助申請窓口で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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