15日から豊川稲荷「風鈴まつり」

　豊川稲荷境内で15日から表参道発展会による「ご縁　風鈴まつり」が初開催される。七色の風鈴を飾れるやぐらに、参拝者が願い事を書いて奉納できる。14日にはお披露目式があった。
　鐘突き堂近くのやぐらは幅６㍍、高さ３㍍。すでに門前の店舗の協賛や、公益財団法人鎮守の森のプロジェクトの寄付金で４００個の風鈴が飾られ、最大で２０００個が奉納できる。風鈴は門前の土産物店「喜楽」「キング堂」で税込み１０００円で購入する。全７色で、赤は仕事運、青は勉強運、紫は長寿運、黄は金運など願い事で異なる。
　期間は10月24日に豊川稲荷周辺で開かれる「ほいとも祭」までだが、強風の日はやぐらが一時的に撤収されることもある。風鈴の売り上げの半分は豊川稲荷に奉納する。例年、夏場は門前への来訪者が少ないこともあり、焼き鳥店「ＥＡＳＥ豊川門前」を経営する岡田学さん（37）は「夏に弱い門前に、にぎわいを生み出したい。音と視覚で癒やされてほしいし、インスタ映えもすると思う」と期待する。
　お披露目式では、門前の店舗関係者らが浴衣姿で風鈴を奉納した。門前店舗の若女将、山本知代さんはピンク（恋愛運）の風鈴に「素敵な出会いがありますように」と記し、ゆるキャラのいなりんは緑色（健康運）に「みんな健康になりますように」と願いを込めた。
（由本裕貴）