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渥美半島ミツバチ花畑事業が着々

石黒代表㊧と的場代表=伊良湖菜の花ガーデンで
石黒代表㊧と的場代表=伊良湖菜の花ガーデンで
設置されたミツバチの巣箱を扱う河合さん=同
設置されたミツバチの巣箱を扱う河合さん=同

 田原市堀切町の「伊良湖菜の花ガーデン」が8月15日頃まで一面のヒマワリ畑となっている。「イノチオグループ」「あつまるタウン田原」の石黒功代表をリーダーとした「渥美半島ミツバチ花畑プロジェクト」の事業だ。21日、菜の花ガーデンで関係者らが集い、プロジェクトの概要や今後の予定を語った。

 プロジェクトメンバーは「イノチオグループ」のほか、「渥美半島観光ビューロー」「渥美郡養蜂組合」「シンジェンタジャパン」「FSブルーム」など。この日は自己紹介の後、石黒代表がプロジェクトの目標について「日本一の花の産地であっても、花を育てているのはハウスの中で、観光客の目に触れる機会は意外と少ない。年中花を見ることができる花畑半島にできないか」と切っ掛けを語った。
 プロジェクトは2年前に花苗・種子販売の「シンジェンタジャパン」(本社・東京)と協力して具体化が始まった。シンジェンタ本社が開発、FSブルームが生産販売するヒマワリの品種「サンフィニティ」を使い、「菜の花ガーデン」の裏作としてヒマワリ畑ができた。「除草や肥料の問題はあるが、これから地域の人々と協力、学校なども巻き込んで日本一の花畑半島を実現したい」と石黒代表は語る。
 シンジェンタジャパンの的場稔代表はプロジェクトのSDGs(持続可能な開発目標)の観点から「ミツバチが果たす役割は重要」と語った。渥美郡養蜂組合の河合勇樹さんはセイヨウミツバチについて「夏は花粉と蜜が減り、気温も高い三重苦の季節。蜜源となるヒマワリ畑が整備されれば、栄養不足が改善され、個体数増加につながる。ミツバチは農作物の受粉交配としても重要。おいしいハチミツを作り、観光にも寄与できるよう協力したい」と語った。学校との連携や、将来的にはハチミツを使ったコラボ商品化なども考えているという。
 渥美半島観光ビューローの中村匡専務理事は「今年は検証の期間。来年の原資用に募金箱の設置も始めた。観光資源になるという手応えはある。来年以降は会場作りもしっかりやっていく」と語った。
【岸侑輝】

 田原市堀切町の「伊良湖菜の花ガーデン」が8月15日頃まで一面のヒマワリ畑となっている。「イノチオグループ」「あつまるタウン田原」の石黒功代表をリーダーとした「渥美半島ミツバチ花畑プロジェクト」の事業だ。21日、菜の花ガーデンで関係者らが集い、プロジェクトの概要や今後の予定を語った。

 プロジェクトメンバーは「イノチオグループ」のほか、「渥美半島観光ビューロー」「渥美郡養蜂組合」「シンジェンタジャパン」「FSブルーム」など。この日は自己紹介の後、石黒代表がプロジェクトの目標について「日本一の花の産地であっても、花を育てているのはハウスの中で、観光客の目に触れる機会は意外と少ない。年中花を見ることができる花畑半島にできないか」と切っ掛けを語った。
 プロジェクトは2年前に花苗・種子販売の「シンジェンタジャパン」(本社・東京)と協力して具体化が始まった。シンジェンタ本社が開発、FSブルームが生産販売するヒマワリの品種「サンフィニティ」を使い、「菜の花ガーデン」の裏作としてヒマワリ畑ができた。「除草や肥料の問題はあるが、これから地域の人々と協力、学校なども巻き込んで日本一の花畑半島を実現したい」と石黒代表は語る。
 シンジェンタジャパンの的場稔代表はプロジェクトのSDGs(持続可能な開発目標)の観点から「ミツバチが果たす役割は重要」と語った。渥美郡養蜂組合の河合勇樹さんはセイヨウミツバチについて「夏は花粉と蜜が減り、気温も高い三重苦の季節。蜜源となるヒマワリ畑が整備されれば、栄養不足が改善され、個体数増加につながる。ミツバチは農作物の受粉交配としても重要。おいしいハチミツを作り、観光にも寄与できるよう協力したい」と語った。学校との連携や、将来的にはハチミツを使ったコラボ商品化なども考えているという。
 渥美半島観光ビューローの中村匡専務理事は「今年は検証の期間。来年の原資用に募金箱の設置も始めた。観光資源になるという手応えはある。来年以降は会場作りもしっかりやっていく」と語った。
【岸侑輝】

石黒代表㊧と的場代表=伊良湖菜の花ガーデンで
石黒代表㊧と的場代表=伊良湖菜の花ガーデンで
設置されたミツバチの巣箱を扱う河合さん=同
設置されたミツバチの巣箱を扱う河合さん=同

カテゴリー:社会・経済

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