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田原で「渥美半島産直部会」立ち上げ

「渥美半島産直部会」の設立総会=道の駅「田原めっくんはうす」で
「渥美半島産直部会」の設立総会=道の駅「田原めっくんはうす」で

 田原市の玄関口にある道の駅「田原めっくんはうす」(東赤石5)の大規模改装を前に、同道の駅などに野菜、果物を出荷している市内農家らが「渥美半島産直部会」を立ち上げた。出荷基準などに対する共通認識を統一し、安心安全と高品質化を守ることで、産出額全国トップの田原が誇る農産物のブランド価値を高める狙い。
 改装は、市が今年度予算に新規事業費として計上した。担当課によると、国の補助金約1億円も充てて全体で約2億1500万円を投じる。計画では6次産業加工施設を併設し、年間約100種類の野菜や果物が並ぶ産直市場の売り場面積を約50平方㍍から約120平方㍍に拡張するほか、総合観光案内所の機能を強化するなど、道の駅を農業と観光の拠点とする。
 新たに立ち上がった部会は「田原めっくんはうす」と「あかばねロコステーション」(赤羽根地区)の両道の駅に農産物を流通させている農家ら約260人で構成。
 現在、産直は面積と品数の関係から、陳列で商品が積まれるなどしているが、拡張により、販売力向上と品質の鮮度維持などの面で期待がかかる。さらに産直で扱われる野菜、果物を生かした6次産業加工施設との連動も予想される。
 10日夕方には、めっくんはうす内で第1回目となる設立総会を開催。小松かよ子会長は「より良い産直を目指し、運営していきたい」と述べ、消費者目線の価格設定、生産者同士の交流などの活動方針を示した。今年度は、農薬や生産過程、技術に関する研修などを実施する見通しだが、会員から意見を募るなどして事業計画に盛り込む考えという。総会では、行政に対し、部会活動への理解、協力を求めるよう働きかけるべきとの意見も出た。
 総会後、「みんなでいい品を出荷して、広くPRしてほしい」「加工施設ができるのは楽しみ」などと期待する声があった一方、若手農家を巻き込む必要性の指摘もあった。
(千葉敬也)

 田原市の玄関口にある道の駅「田原めっくんはうす」(東赤石5)の大規模改装を前に、同道の駅などに野菜、果物を出荷している市内農家らが「渥美半島産直部会」を立ち上げた。出荷基準などに対する共通認識を統一し、安心安全と高品質化を守ることで、産出額全国トップの田原が誇る農産物のブランド価値を高める狙い。
 改装は、市が今年度予算に新規事業費として計上した。担当課によると、国の補助金約1億円も充てて全体で約2億1500万円を投じる。計画では6次産業加工施設を併設し、年間約100種類の野菜や果物が並ぶ産直市場の売り場面積を約50平方㍍から約120平方㍍に拡張するほか、総合観光案内所の機能を強化するなど、道の駅を農業と観光の拠点とする。
 新たに立ち上がった部会は「田原めっくんはうす」と「あかばねロコステーション」(赤羽根地区)の両道の駅に農産物を流通させている農家ら約260人で構成。
 現在、産直は面積と品数の関係から、陳列で商品が積まれるなどしているが、拡張により、販売力向上と品質の鮮度維持などの面で期待がかかる。さらに産直で扱われる野菜、果物を生かした6次産業加工施設との連動も予想される。
 10日夕方には、めっくんはうす内で第1回目となる設立総会を開催。小松かよ子会長は「より良い産直を目指し、運営していきたい」と述べ、消費者目線の価格設定、生産者同士の交流などの活動方針を示した。今年度は、農薬や生産過程、技術に関する研修などを実施する見通しだが、会員から意見を募るなどして事業計画に盛り込む考えという。総会では、行政に対し、部会活動への理解、協力を求めるよう働きかけるべきとの意見も出た。
 総会後、「みんなでいい品を出荷して、広くPRしてほしい」「加工施設ができるのは楽しみ」などと期待する声があった一方、若手農家を巻き込む必要性の指摘もあった。
(千葉敬也)

「渥美半島産直部会」の設立総会=道の駅「田原めっくんはうす」で
「渥美半島産直部会」の設立総会=道の駅「田原めっくんはうす」で

カテゴリー:社会・経済

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