社会福祉法人「さわらび会」がオンラインで体験講座

　豊橋市の社会福祉法人「さわらび会」は９日、「第18回夏休み親子福祉体験講座」をオンライン開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年に引き続きウェブ会議ツールを使い、東三河や湖西市など在住の小中高生とその保護者が、福祉を学んだ。
　毎年、夏休みに体験講座を開催する。小中学生が法人各施設で利用者と交流したり作業を体験したりして知識を深め、親子で福祉について考える機会を提供している。今回は、きょうだい10組を含む年長児から高校２年までの児童生徒と保護者24組計34人が参加した。
　野依町の福祉村内にある身体障害者支援施設「珠藻荘」や特別養護老人ホーム「第二さわらび荘」、障害福祉サービス事業所「明日香」など９施設が担当した。ビデオや実演で障害者体験▽高齢者疑似体験▽アート体験▽福祉車両講座▽手話講座―を順に実施。参加親子は障害についてや施設の役割など、画面越しに熱心に耳を傾けた。
　会では、受講した子どもたちから作文を提出してもらい、優秀作を11月の文化祭で表彰する方針。
【田中博子】