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村上東栄町長へ当選証書

当選証書を受ける村上氏=東栄町役場で
当選証書を受ける村上氏=東栄町役場で

「医療と保健福祉センター整備を進める」

 東栄町の出直し町長選で3回目の当選を決めた村上孝治前町長(63)が9日、町選管の加藤鬨也委員長から当選証書を受け取った。村上町長は「新しい医療センターと保健福祉センター整備をしっかりと進めていきたい」と意気込みを語った。
 選挙戦で村上氏は町医療センターで人工透析を廃止し、無床病棟にする医療縮小方針は議会承認を経て進められていることを強調し、「午前中は診療、午後は往診など在宅医療をする。老朽化したセンター施設を新築し、併せてこれまで東栄町にはなかった保健福祉センターを設ける」と主張した。そして「緊急用のベッド確保、人工透析は民間医療機関の誘致に努力する」と新たな方向性を打ち出した。
 村上氏に対しては住民団体が展開したリコール(解職請求)運動で署名が法定数(908筆)を超えて、解職の賛否を問う住民投票が実施されることになっていた。しかし村上氏が6月30日に辞職して出直し選への出馬を表明。その後、住民団体の要請を受けた尾林克時氏(71)が対抗馬として立候補した。
 投開票から一夜明けた感想を「5日間の選挙運動はあっという間だった。しんどかった。半年間にわたって直接請求の対応をしていたため、2年前の町長選とは様子が違った」と振り返った。
 また、得票数が200票差に詰められたことについて「町民への説明が不十分だったのを反省します」と述べたうえで「今後はきめ細かく説明の機会を設けたい」と語った。
 本郷に新築する医療センターの展望は「常勤医3人と協議し、在宅医療を中心とする。限られた財源で医療だけでなく介護、福祉、子育て支援を含めた事業にする」と説明した。さらに「緊急ベッドでは一時的に預かれるよう努める。人工透析の民間機関誘致は数社から話がある。東三河北部医療圏として状況を考える」と述べた。
 新医療センター建設は選挙で中断した公募型指名競争入札を今月中に再開し、来年秋の完成を目指す。
 また、村上氏は「選挙の費用を町に負担させない」として、ポスターやチラシなどの経費を申請しないとした。

「医療と保健福祉センター整備を進める」

 東栄町の出直し町長選で3回目の当選を決めた村上孝治前町長(63)が9日、町選管の加藤鬨也委員長から当選証書を受け取った。村上町長は「新しい医療センターと保健福祉センター整備をしっかりと進めていきたい」と意気込みを語った。
 選挙戦で村上氏は町医療センターで人工透析を廃止し、無床病棟にする医療縮小方針は議会承認を経て進められていることを強調し、「午前中は診療、午後は往診など在宅医療をする。老朽化したセンター施設を新築し、併せてこれまで東栄町にはなかった保健福祉センターを設ける」と主張した。そして「緊急用のベッド確保、人工透析は民間医療機関の誘致に努力する」と新たな方向性を打ち出した。
 村上氏に対しては住民団体が展開したリコール(解職請求)運動で署名が法定数(908筆)を超えて、解職の賛否を問う住民投票が実施されることになっていた。しかし村上氏が6月30日に辞職して出直し選への出馬を表明。その後、住民団体の要請を受けた尾林克時氏(71)が対抗馬として立候補した。
 投開票から一夜明けた感想を「5日間の選挙運動はあっという間だった。しんどかった。半年間にわたって直接請求の対応をしていたため、2年前の町長選とは様子が違った」と振り返った。
 また、得票数が200票差に詰められたことについて「町民への説明が不十分だったのを反省します」と述べたうえで「今後はきめ細かく説明の機会を設けたい」と語った。
 本郷に新築する医療センターの展望は「常勤医3人と協議し、在宅医療を中心とする。限られた財源で医療だけでなく介護、福祉、子育て支援を含めた事業にする」と説明した。さらに「緊急ベッドでは一時的に預かれるよう努める。人工透析の民間機関誘致は数社から話がある。東三河北部医療圏として状況を考える」と述べた。
 新医療センター建設は選挙で中断した公募型指名競争入札を今月中に再開し、来年秋の完成を目指す。
 また、村上氏は「選挙の費用を町に負担させない」として、ポスターやチラシなどの経費を申請しないとした。

当選証書を受ける村上氏=東栄町役場で
当選証書を受ける村上氏=東栄町役場で

カテゴリー:政治・行政

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