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高校総体男子柔道100㌔超級で優勝 桜丘3年の笠井選手

インターハイで優勝した笠井選手(長野市で、田嶌監督提供)
インターハイで優勝した笠井選手(長野市で、田嶌監督提供)

 長野市で10日にあった全国高校総体の柔道男子100㌔超級で、桜丘高校3年の笠井雄太選手が優勝した。インターハイの重量級で県勢が優勝するのは初めての快挙。
 柔道部の田嶌之貴監督によると、笠井選手は桜丘中学出身。県大会で準決勝で敗れ、悔しさをバネに高校に入り稽古を重ねた。3年間で体重は30㌔増え、大幅に筋力も向上。技術面でも研究を怠らず、さまざまなタイプの対戦相手に対応できるよう技や攻撃パターンを身につけた。「重量級でこんな器用な選手はいない」と舌を巻く。
 総体では2回戦からの登場。新型コロナウイルス対策で、ウオーミングアップから試合まで長い空白時間があったため動きが固く、田嶌監督らが不安げに見守る中、かろうじて優勢勝ちした。しかし、その後は体が暖まったのか、3回戦は支え釣り込み足で、準々決勝は内股で、準決勝は小外掛けでと、多様な技ですべて一本勝ちした。
 そして決勝は、春の全国大会優勝の藤本偉央選手(広島・崇徳)と対戦。両者譲らず延長にもつれ込んだが、笠井選手は出足払いを仕掛けて一本を取り、見事に優勝した。
 田嶌監督によると、春の大会はコロナ対策で県予選がなく、笠井選手は県代表の推薦から漏れ、悔しい思いをしていたという。今後大学、社会人へと進み、日本一を目指す。
【山田一晶】

 田嶌監督を通じて東愛知新聞社に寄せられた笠井選手のコメント要旨は以下の通り。

 まずは自分を成長させてくれた監督、先生をはじめ、さまざまな方に感謝を申し上げます。今年はコロナウイルスまん延防止のため「無観客試合」という異例の状況で試合が行われました。桜丘高校の応援が耳に入らなかったことには少し寂しさを感じましたが、後日に「感動した!」「本当に良かったな!」と暖かい声を聞いて、改めて皆に支えられていたことに気づきました。日本一になったのは自分だけの力ではなく、会場や画面越しでの多くの方々の応援があって、初めて成し得たことだと思います。これからは柔道家、そして人間として成長していけるよう精進していきます。

 長野市で10日にあった全国高校総体の柔道男子100㌔超級で、桜丘高校3年の笠井雄太選手が優勝した。インターハイの重量級で県勢が優勝するのは初めての快挙。
 柔道部の田嶌之貴監督によると、笠井選手は桜丘中学出身。県大会で準決勝で敗れ、悔しさをバネに高校に入り稽古を重ねた。3年間で体重は30㌔増え、大幅に筋力も向上。技術面でも研究を怠らず、さまざまなタイプの対戦相手に対応できるよう技や攻撃パターンを身につけた。「重量級でこんな器用な選手はいない」と舌を巻く。
 総体では2回戦からの登場。新型コロナウイルス対策で、ウオーミングアップから試合まで長い空白時間があったため動きが固く、田嶌監督らが不安げに見守る中、かろうじて優勢勝ちした。しかし、その後は体が暖まったのか、3回戦は支え釣り込み足で、準々決勝は内股で、準決勝は小外掛けでと、多様な技ですべて一本勝ちした。
 そして決勝は、春の全国大会優勝の藤本偉央選手(広島・崇徳)と対戦。両者譲らず延長にもつれ込んだが、笠井選手は出足払いを仕掛けて一本を取り、見事に優勝した。
 田嶌監督によると、春の大会はコロナ対策で県予選がなく、笠井選手は県代表の推薦から漏れ、悔しい思いをしていたという。今後大学、社会人へと進み、日本一を目指す。
【山田一晶】

 田嶌監督を通じて東愛知新聞社に寄せられた笠井選手のコメント要旨は以下の通り。

 まずは自分を成長させてくれた監督、先生をはじめ、さまざまな方に感謝を申し上げます。今年はコロナウイルスまん延防止のため「無観客試合」という異例の状況で試合が行われました。桜丘高校の応援が耳に入らなかったことには少し寂しさを感じましたが、後日に「感動した!」「本当に良かったな!」と暖かい声を聞いて、改めて皆に支えられていたことに気づきました。日本一になったのは自分だけの力ではなく、会場や画面越しでの多くの方々の応援があって、初めて成し得たことだと思います。これからは柔道家、そして人間として成長していけるよう精進していきます。

インターハイで優勝した笠井選手(長野市で、田嶌監督提供)
インターハイで優勝した笠井選手(長野市で、田嶌監督提供)

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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