豊橋の公園など禁煙化目指し条例改正案提出へ

　豊橋市議会の一人会派の４氏は、公園や広場での喫煙禁止を明文化した条例改正案を６日開会の市議会９月定例会に共同提出する。27日、田中敏一議長らに議案を手渡した。
　長坂尚登氏（豊橋だいすき会）、寺本泰之氏（紘基会）、川原元則氏（元輝会）、古池もも氏（とよはしみんなの議会）の共同提案。長坂、古池両氏がこの日、田中議長と向坂秀之副議長を訪ねて提出した。
　「豊橋市快適なまちづくりを推進する条例」の一部を改正する案。路上喫煙禁止の努力義務を「公園と広場」での路上喫煙は禁止と改める。長坂、古池両氏は「条例では『公共の場所』に公園と広場は入っている。あいまいな部分は明らかにした方がいい」と説く。
　市内公共施設での禁煙は受動喫煙防止条例でも定めている。担当の市保健所は「運動公園や動植物公園なども対象に含まれるが、明文化までしていない」という。
　議会事務局によると議員発議の条例案は新設が２０１６年と17年にあったが、既存条例の改正は記録上では初めてではないかとしている。
【加藤広宣】