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作手でアマチュア無線など災害時情報伝達実証実験

車内から無線で交信する参加者=新城市作手守義で
車内から無線で交信する参加者=新城市作手守義で
実験する場所を確認する参加者=新城市作手総合支所で
実験する場所を確認する参加者=新城市作手総合支所で

 新城市の作手地区で1日、災害時を想定した無線機による情報伝達の実証実験があった。地元住民団体「作手もりあげ隊」が企画した。会員ら10人が地区内を巡り、アマチュア無線と、強い電波を出して声が聴こえやすいデジタル簡易無線で交信し、感度を確認した。
 災害時に作手地区の住民安否確認や被害状況の伝達手段の確保を図ろうと企画した。標高500㍍の山間部にあることから、アマチュア無線の活用を考えた。
 地区内には6カ所の指定避難所があるが、北部の作手農村集落多目的共同利用施設(作手菅沼)、作手農村環境改善センター(作手高松)は集落から離れた場所にあるのが課題とされる。
 団体のほか、普段から有害鳥獣駆除活動で無線を活用する人も加わった。車載のアマチュア無線と、トランシーバー型のデジタル簡易無線を使った。地区中心部の作手支所駐車場から離れた森林地帯との交信は、国道など幹線道路沿いに中継局を設け、通話状況を確認した。
 団体の鈴木康弘代表は「アマチュアとデジタル両方で中継局は5カ所以上必要と分かった。広域ではアマチュア、集落内ではデジタルと、長所を生かして使い分ければ有効だと確認できた」と話した。
【安藤聡】

 新城市の作手地区で1日、災害時を想定した無線機による情報伝達の実証実験があった。地元住民団体「作手もりあげ隊」が企画した。会員ら10人が地区内を巡り、アマチュア無線と、強い電波を出して声が聴こえやすいデジタル簡易無線で交信し、感度を確認した。
 災害時に作手地区の住民安否確認や被害状況の伝達手段の確保を図ろうと企画した。標高500㍍の山間部にあることから、アマチュア無線の活用を考えた。
 地区内には6カ所の指定避難所があるが、北部の作手農村集落多目的共同利用施設(作手菅沼)、作手農村環境改善センター(作手高松)は集落から離れた場所にあるのが課題とされる。
 団体のほか、普段から有害鳥獣駆除活動で無線を活用する人も加わった。車載のアマチュア無線と、トランシーバー型のデジタル簡易無線を使った。地区中心部の作手支所駐車場から離れた森林地帯との交信は、国道など幹線道路沿いに中継局を設け、通話状況を確認した。
 団体の鈴木康弘代表は「アマチュアとデジタル両方で中継局は5カ所以上必要と分かった。広域ではアマチュア、集落内ではデジタルと、長所を生かして使い分ければ有効だと確認できた」と話した。
【安藤聡】

車内から無線で交信する参加者=新城市作手守義で
車内から無線で交信する参加者=新城市作手守義で
実験する場所を確認する参加者=新城市作手総合支所で
実験する場所を確認する参加者=新城市作手総合支所で

カテゴリー:社会・経済

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