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伝統の田原凧を後世に

凧を手にして記念撮影=田原市中央公園で
凧を手にして記念撮影=田原市中央公園で
凧を揚げる子どもたち
凧を揚げる子どもたち
凧作り講義=鈴木校長の工房で
凧作り講義=鈴木校長の工房で

 田原市の田原凧(たこ)保存会は、伝統文化を後世に伝える事業を続けている。後継者育成機関「凧の学校はやぶさ」は、夏休みの子どもたちに凧揚げを特訓した。
 はやぶさで、市内の小学生から高校生まで計約30人が学ぶ。8月22~28日の7日間、子どもたちが集まり、練習場所となっている中央公園で凧揚げした。指導ははやぶさ校長の鈴木裕さん。
 暑い時間帯を避け、朝と夕方にかけて開催。1日あたり計7時間の特訓で、子どもたちの凧揚げは大きく上達した。
 程よい風の中で、凧糸を持つ揚げ手と凧を持つ継ぎ手が声を合わせる。揚げ手の腕で空を自由自在に飛ぶのが田原凧だ。鈴木校長のほか、講師の鳥井賢次さんが「タイミングよく手首を使って…そこで引く! もっと強く」「凧をたぐり寄せて」などと大声を上げて指導する。バランスを崩した凧が落ちると、駆け足で凧を取りに行く。公園のごみ拾いをする日もあった。
 市外から特訓に来た小学5年生は1週間の泊りがけで参加した。凧を反転させながら降下させる「18番切り」、斜め下に素早く切り返す「つばめ返し」、地表近くで左右に凧を揺らす「千鳥の舞」などの難しい技もすぐに身に付けた。地元の子どもたちも負けじと腕を磨いた。凧作りの講義もあり、凧骨を作る時のコツや注意すべき点を学んだ。
 鈴木校長は「とても有意義な時間だった。市外からの子がいたお陰で、子どもたちも張り切って学べた」とうれしそうに語った。一緒に特訓した衣笠小5年の伊部誠人さんは「1週間でこんなにうまくなるとは思わなかった。でも負けない」と闘志を燃やした。
 土日を中心に活動中。問い合わせは「凧の学校はやぶさ」校長の鈴木裕(090・2131・4352)へ。
【岸侑輝】

 田原市の田原凧(たこ)保存会は、伝統文化を後世に伝える事業を続けている。後継者育成機関「凧の学校はやぶさ」は、夏休みの子どもたちに凧揚げを特訓した。
 はやぶさで、市内の小学生から高校生まで計約30人が学ぶ。8月22~28日の7日間、子どもたちが集まり、練習場所となっている中央公園で凧揚げした。指導ははやぶさ校長の鈴木裕さん。
 暑い時間帯を避け、朝と夕方にかけて開催。1日あたり計7時間の特訓で、子どもたちの凧揚げは大きく上達した。
 程よい風の中で、凧糸を持つ揚げ手と凧を持つ継ぎ手が声を合わせる。揚げ手の腕で空を自由自在に飛ぶのが田原凧だ。鈴木校長のほか、講師の鳥井賢次さんが「タイミングよく手首を使って…そこで引く! もっと強く」「凧をたぐり寄せて」などと大声を上げて指導する。バランスを崩した凧が落ちると、駆け足で凧を取りに行く。公園のごみ拾いをする日もあった。
 市外から特訓に来た小学5年生は1週間の泊りがけで参加した。凧を反転させながら降下させる「18番切り」、斜め下に素早く切り返す「つばめ返し」、地表近くで左右に凧を揺らす「千鳥の舞」などの難しい技もすぐに身に付けた。地元の子どもたちも負けじと腕を磨いた。凧作りの講義もあり、凧骨を作る時のコツや注意すべき点を学んだ。
 鈴木校長は「とても有意義な時間だった。市外からの子がいたお陰で、子どもたちも張り切って学べた」とうれしそうに語った。一緒に特訓した衣笠小5年の伊部誠人さんは「1週間でこんなにうまくなるとは思わなかった。でも負けない」と闘志を燃やした。
 土日を中心に活動中。問い合わせは「凧の学校はやぶさ」校長の鈴木裕(090・2131・4352)へ。
【岸侑輝】

凧を手にして記念撮影=田原市中央公園で
凧を手にして記念撮影=田原市中央公園で
凧を揚げる子どもたち
凧を揚げる子どもたち
凧作り講義=鈴木校長の工房で
凧作り講義=鈴木校長の工房で

カテゴリー:地域・教育 / 芸能・文化

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