地域振興へ大学生が企業PR動画制作

　蒲郡市西迫町の愛知工科大学の学生が９日、地元企業と一緒に作った映像を発表した。
　市の協働まちづくり若者支援モデル事業「地域活性化プロジェクト」の一環。市が同大に協力を依頼した。
　大学は、情報メディア学科３年の学生33人が、これまで学んだ技術を生かし、地元企業を取材、地域振興につながる動画を作った。４月頃に数グループに分かれて話し合い、紹介したい企業を決めて出演交渉。飲食や食品製造、住宅、デイサービスなどの７社が応じ、６月から取材をスタートした。
　学生は各自で用意したカメラやスマートフォンを使い、商品が完成するまでの作業風景などを撮影、編集し、先月には完成した。
　映像の上映には大西正敏学長や鈴木寿明市長、蒲郡商工会議所の小池高弘会頭、協力企業の関係者らが参加した。３分程度の映像を見て、取材に協力した企業の関係者らが出来栄えなどを評価。学生は撮影中の出来事などを話した。
　織物工場を取材した山田託也さんは「新型コロナウイルスで思うような撮影や打ち合わせができなかったが、取材先の魅力を伝えられたと思う」と話した。
【林大二朗】