豊川市が健幸マイレージ事業一新へ

　豊川市は、「健幸（けんこう、健康で幸せ）」づくりをしながらマイレージ（ポイント）をため、特典を受けられる「健幸マイレージ事業」を秋からリニューアルする。条件で最大１０００円分のクオカードがもらえるほか、新たに「企業チャレンジ」をスタート、市民や企業の従業員が健康増進、生活習慣病予防に積極的に取り組む動機づけをする。
　この事業は２０１５年にスタート。初年度に１００ポイントためたのは１６３人で、その後も２００人前後で推移していたが、昨年は必須項目をやめ、ポイントをためやすくした結果、４８４人が１００ポイントに到達し、抽選で豪華賞品が当たる権利を獲得した。
　市は、新型コロナウイルス禍で各種がん検診の受診を控えたり、生活環境の変化で心身に不調が出たりしている人が増加しているとして、事業をリニューアルする。
　具体的には、取り組みを記録し、ポイント獲得に必要な「チャレンジシート」をウェブでも提出できるようにする。さらに、目標の１００ポイントをためる中で、「がん検診受診」と「１日５０００歩ウオーク」に取り組むと、それぞれに５００円のクオカードがもらえるようになった。
　さらに企業チャレンジは、企業がエントリーし、会社規模に応じた一定割合の従業員がチャレンジシートを提出することによって、市から感謝状を贈られたり、広報紙に掲載されたりする。
　市は９月定例議会で４２６万円のリニューアル事業予算案を提出、可決された。
　対象は個人チャンレンジが18歳以上の市内在住、在勤、在学する人で従来と同じ。企業チャレンジは市内で事業を営む11人以上の企業、団体、事業所。市は３０００人の参加を目標にしている。
【山田一晶】