学園祭で花火を打ち上げ 蒲郡の海陽学園

　蒲郡市海陽町の海陽学園で26日、学園祭「海陽祭」があり、花火を打ち上げた。実行委員会がクラウドファンディング（ＣＦ）で資金を集めた。
　海陽学園の昨年の海陽祭のフィナーレで、地域住民がサプライズ花火を打ち上げ、生徒を感動させた。そこで実行委は「自分たちの力で大きな花火を打ち上げて、地域の皆さんと感動を共有したい」と、初のＣＦに挑戦、資金を集めた。
　７月20日に「楽しいは創れる！海陽の夜空を花火で彩るプロジェクト」と題し、学校応援コミュニティーサイトで目標１００万円で寄付を募った。同24日には１４９人の支援者から目標を上回る１１０万円が集まった。実行委は海陽祭の成功に向けて新型コロナウイルスの感染防止対策や、花火業者との打ち合わせをした。
　海陽祭フィナーレの26日夜、学校職員と大塚町の神楽保存会、市内の加藤煙火が協力し、手筒花火18発と打ち上げ花火２００発が夜空に華を咲かせた。生徒の仲龍悟さんは「海陽生として誇らしいと思いました」と話した。
　実行委員長の林俊輔さんは「一体感ができてうれしかった」と話した。
【林大二朗】