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自転車にヘルメット着用

多種多様なヘルメットが並ぶ=豊橋市宮下町で
多種多様なヘルメットが並ぶ=豊橋市宮下町で

 10月1日から自転車に乗る時にヘルメット着用が努力義務となる。また損害賠償責任保険加入が義務化される。豊橋市は先行し、既に関連条例がある。現状を調べた。
 県は自転車の交通事故防止のため「自転車の安全で適正な利用に関する条例」を制定。ヘルメット着用は努力義務なので罰則はない。損害賠償保険加入は義務となる。
 豊橋は2019年4月に「豊橋市自転車の快適で安全な利用の推進に関する条例」を制定した。全年齢を対象に、ヘルメットの着用を促している。同年10月には損害賠償保険の加入が義務化された。
 豊橋市内で起きた自転車に乗った人の死亡事故で、死因の約7割が頭部のけが。高校生の事故は27・5%で県平均の18・4%を上回った(17年)ことが制定のきっかけだった。
 市は20年度に市民意識調査を実施、自転車利用について調べた。「ヘルメットを着用しているか」の問いに18~70歳949人が回答した。その結果「着用している」が9・2%、「していない」が90・8%だった。年代別では30代が15・8%と他の年代と比べて高かった。
 損害賠償保険については943人が回答。「加入している」が54%、「していない」が31%だった。20代を除く年代は保険加入している人が多かった。
 豊橋署によると、今年の自転車の交通事故は223人(8月末現在)で昨年同時期と比べて17人増えている。また、過去5年間の死亡事故は8人でヘルメットをかぶっていなかったのは7人だった。
 ヘルメットといえば以前は白や黄の無難なイメージの色だった。だが現在は、帽子型やスポーツ用など、さまざまなバリエーションがあり、幅広い年齢層が受け入れられるようになっている。
 豊橋市宮下町で自転車店を営む髙野守夫さん(70)の店内には、数種類のヘルメットが置いてある。髙野さんは「豊橋の条例が制定されてからヘルメットを買う人が多くなったので、種類を増やした」と話した。
 豊橋市は独自の購入費補助の取り組みをイベントなどで広報し、ヘルメット着用の普及に努めるとしている。
【林大二朗】

 10月1日から自転車に乗る時にヘルメット着用が努力義務となる。また損害賠償責任保険加入が義務化される。豊橋市は先行し、既に関連条例がある。現状を調べた。
 県は自転車の交通事故防止のため「自転車の安全で適正な利用に関する条例」を制定。ヘルメット着用は努力義務なので罰則はない。損害賠償保険加入は義務となる。
 豊橋は2019年4月に「豊橋市自転車の快適で安全な利用の推進に関する条例」を制定した。全年齢を対象に、ヘルメットの着用を促している。同年10月には損害賠償保険の加入が義務化された。
 豊橋市内で起きた自転車に乗った人の死亡事故で、死因の約7割が頭部のけが。高校生の事故は27・5%で県平均の18・4%を上回った(17年)ことが制定のきっかけだった。
 市は20年度に市民意識調査を実施、自転車利用について調べた。「ヘルメットを着用しているか」の問いに18~70歳949人が回答した。その結果「着用している」が9・2%、「していない」が90・8%だった。年代別では30代が15・8%と他の年代と比べて高かった。
 損害賠償保険については943人が回答。「加入している」が54%、「していない」が31%だった。20代を除く年代は保険加入している人が多かった。
 豊橋署によると、今年の自転車の交通事故は223人(8月末現在)で昨年同時期と比べて17人増えている。また、過去5年間の死亡事故は8人でヘルメットをかぶっていなかったのは7人だった。
 ヘルメットといえば以前は白や黄の無難なイメージの色だった。だが現在は、帽子型やスポーツ用など、さまざまなバリエーションがあり、幅広い年齢層が受け入れられるようになっている。
 豊橋市宮下町で自転車店を営む髙野守夫さん(70)の店内には、数種類のヘルメットが置いてある。髙野さんは「豊橋の条例が制定されてからヘルメットを買う人が多くなったので、種類を増やした」と話した。
 豊橋市は独自の購入費補助の取り組みをイベントなどで広報し、ヘルメット着用の普及に努めるとしている。
【林大二朗】

多種多様なヘルメットが並ぶ=豊橋市宮下町で
多種多様なヘルメットが並ぶ=豊橋市宮下町で

カテゴリー:社会・経済

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