文字の大きさ

設楽町長選が告示 4候補者の第一声

 任期満了に伴う設楽町長選が12日告示され、4人が立候補を届け出た。届け出順にいずれも無所属新人で元町議の土屋浩氏(61)、同、松下好延氏(71)、元県職員の松浦岩男氏(72)、英語塾経営の中澤結香氏(54)。各陣営とも町内を巡り、支持を訴えた。
 11日現在の選挙人名簿登録者数は4133人(男1986人、女2147人)。
 投開票は17日。期日前投票は13~16日の午前8時半~午後8時。
【安藤聡、林大二朗】

土屋浩候補
 土屋陣営は午前9時半から田口で出発式。約60人が集まった。
 土屋氏は4期14年の町議の実績をアピール。「毎晩のようにダム事業を町の発展につなげる会議をしたことを思い出す。事業の受け入れに賛成し、緊張して起立したのを今でも忘れません」と述べた。「ダム事業が順調に進んでいる今だからこそ、ダム完成の10年後を、住民の皆さんと膝をつき合わせて考える時が来ている。次の世代、未来へとつなぐまちづくりを。対話の中で町の新しいステージを一緒に作りましょう」と決意を語った。元町議長で選対本部長の熊谷勝氏は「ダム建設への調印まで勉強してきた。行政主導ではなく対話を通じて町民と一体となったまちづくりに期待したい」と激励の言葉を述べた。

松下好延候補
 松下陣営は午前10時に西納庫の事務所で出発式。約70人が参加した。
 松下氏は「町民が役場に相談した際に『できない』と言われて納得する傾向がある。私はできないことを、できるように行動するのが首長の使命だと思っている」と町長像を述べ「『明るい、自立するまちづくり』で未来に託せる地域づくりを進めるよう頑張ります」と決意を述べた。そして「町予算は、これからは総額で減り続ける。町内に100以上の公共施設がある。民間と連携し、上手に使うことで財政をスリムにできる」とアイデアを示した。同級生で後援会長の鈴木具美さんは「松下氏にはフットワーク、バイタリティー、リーダーシップがある。なんとか名倉から町長を出したい」と支援を訴えた。

松浦岩男候補
 松浦氏は午前10時過ぎに田口で街頭演説した。設楽ダムで移転交渉した元県職員であることを明かし「16年ぶりに設楽町に戻ってきた。ダムで古里を追われた皆さんの苦労を県民が決して忘れることがないように、その一点で町の皆さんに感謝の気持ちを伝えるために立候補しました」と経緯を語った。
 そして「間伐材に価値が出れば、山の地主が整備する。二酸化炭素の吸収にもなる。山をよみがえらせることができる」とバイオマス発電事業導入を訴えた。

中澤結香候補
 中澤氏は午後4時前、田口で第一声を上げた。人口減少による税収減を見据え「最も必要なのは福祉を中心としたまちづくりだと思う。そして地域内の循環でエネルギー、食の自給自足を目指したい」と語った。このうち食については有機農業に力を入れる。町を有機栽培の産地にし、学校給食にオーガニック食材を取り入れるという。
 また「林業をもう一度、町の基幹産業にしたい。町営の林業アカデミーを作りたい」と政策を掲げた。

 任期満了に伴う設楽町長選が12日告示され、4人が立候補を届け出た。届け出順にいずれも無所属新人で元町議の土屋浩氏(61)、同、松下好延氏(71)、元県職員の松浦岩男氏(72)、英語塾経営の中澤結香氏(54)。各陣営とも町内を巡り、支持を訴えた。
 11日現在の選挙人名簿登録者数は4133人(男1986人、女2147人)。
 投開票は17日。期日前投票は13~16日の午前8時半~午後8時。
【安藤聡、林大二朗】

土屋浩候補
 土屋陣営は午前9時半から田口で出発式。約60人が集まった。
 土屋氏は4期14年の町議の実績をアピール。「毎晩のようにダム事業を町の発展につなげる会議をしたことを思い出す。事業の受け入れに賛成し、緊張して起立したのを今でも忘れません」と述べた。「ダム事業が順調に進んでいる今だからこそ、ダム完成の10年後を、住民の皆さんと膝をつき合わせて考える時が来ている。次の世代、未来へとつなぐまちづくりを。対話の中で町の新しいステージを一緒に作りましょう」と決意を語った。元町議長で選対本部長の熊谷勝氏は「ダム建設への調印まで勉強してきた。行政主導ではなく対話を通じて町民と一体となったまちづくりに期待したい」と激励の言葉を述べた。

松下好延候補
 松下陣営は午前10時に西納庫の事務所で出発式。約70人が参加した。
 松下氏は「町民が役場に相談した際に『できない』と言われて納得する傾向がある。私はできないことを、できるように行動するのが首長の使命だと思っている」と町長像を述べ「『明るい、自立するまちづくり』で未来に託せる地域づくりを進めるよう頑張ります」と決意を述べた。そして「町予算は、これからは総額で減り続ける。町内に100以上の公共施設がある。民間と連携し、上手に使うことで財政をスリムにできる」とアイデアを示した。同級生で後援会長の鈴木具美さんは「松下氏にはフットワーク、バイタリティー、リーダーシップがある。なんとか名倉から町長を出したい」と支援を訴えた。

松浦岩男候補
 松浦氏は午前10時過ぎに田口で街頭演説した。設楽ダムで移転交渉した元県職員であることを明かし「16年ぶりに設楽町に戻ってきた。ダムで古里を追われた皆さんの苦労を県民が決して忘れることがないように、その一点で町の皆さんに感謝の気持ちを伝えるために立候補しました」と経緯を語った。
 そして「間伐材に価値が出れば、山の地主が整備する。二酸化炭素の吸収にもなる。山をよみがえらせることができる」とバイオマス発電事業導入を訴えた。

中澤結香候補
 中澤氏は午後4時前、田口で第一声を上げた。人口減少による税収減を見据え「最も必要なのは福祉を中心としたまちづくりだと思う。そして地域内の循環でエネルギー、食の自給自足を目指したい」と語った。このうち食については有機農業に力を入れる。町を有機栽培の産地にし、学校給食にオーガニック食材を取り入れるという。
 また「林業をもう一度、町の基幹産業にしたい。町営の林業アカデミーを作りたい」と政策を掲げた。

カテゴリー:政治・行政

 PR

PR