文字の大きさ

県がヤングケアラー支援へ

 県は、病気や障害、精神的な問題などを抱える家族の介護や世話を担う18歳未満の「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたちの支援策を検討するため、実態調査を17日から県内全域で始める。
 調査は「児童・生徒に対するアンケート調査」「学校に対するアンケート調査」と「元ヤングケアラー、相談支援機関等に対するインタビュー調査」の3本立て。
 「児童・生徒」は、県内の公立小中高校から約2割の学校を抽出。小学校5年生1万3931人、中学2年生1万3404人、高校2年生1万393人を対象に実施する。学校配備のタブレット端末で回答する。任意の無記名調査で、小学生24問、中高生26問。
 昨年度に国が実施した「中高生の生活実態に関するアンケート」と比較するため、国の調査項目(居住地、家族構成、健康状態などの基本情報、普段の生活や家庭や家族のこと、ヤングケアラーについてなど)を基本に、「現在の生活への満足度」「進路希望(中高性のみ)」「利用しやすい相談方法」など県独自の項目を追加する。
 また、「学校」は、公立小中高校全1573校を対象に基本情報、支援が必要な子どもへの対応状況、ヤングケアラーなど18問。
 元ヤングケアラーや相談支援機関に対するインタビューは、体験者の大学生、社会人10人と会社や支援機関、子ども食堂など25カ所が対象。オンラインや面談で、当時の状況や支援のあり方などについて意見を聴く。
 12月中に調査を終え、来年1~2月に集計、分析のうえ、3月に調査結果を公表する。また、調査結果を踏まえて具体的な施策をまとめ、来年度にも実施する方針だ。
(後藤康之)

 県は、病気や障害、精神的な問題などを抱える家族の介護や世話を担う18歳未満の「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもたちの支援策を検討するため、実態調査を17日から県内全域で始める。
 調査は「児童・生徒に対するアンケート調査」「学校に対するアンケート調査」と「元ヤングケアラー、相談支援機関等に対するインタビュー調査」の3本立て。
 「児童・生徒」は、県内の公立小中高校から約2割の学校を抽出。小学校5年生1万3931人、中学2年生1万3404人、高校2年生1万393人を対象に実施する。学校配備のタブレット端末で回答する。任意の無記名調査で、小学生24問、中高生26問。
 昨年度に国が実施した「中高生の生活実態に関するアンケート」と比較するため、国の調査項目(居住地、家族構成、健康状態などの基本情報、普段の生活や家庭や家族のこと、ヤングケアラーについてなど)を基本に、「現在の生活への満足度」「進路希望(中高性のみ)」「利用しやすい相談方法」など県独自の項目を追加する。
 また、「学校」は、公立小中高校全1573校を対象に基本情報、支援が必要な子どもへの対応状況、ヤングケアラーなど18問。
 元ヤングケアラーや相談支援機関に対するインタビューは、体験者の大学生、社会人10人と会社や支援機関、子ども食堂など25カ所が対象。オンラインや面談で、当時の状況や支援のあり方などについて意見を聴く。
 12月中に調査を終え、来年1~2月に集計、分析のうえ、3月に調査結果を公表する。また、調査結果を踏まえて具体的な施策をまとめ、来年度にも実施する方針だ。
(後藤康之)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

 PR

PR