蒲郡若者議会が市へ政策最終報告

　若者が今の蒲郡市に必要な政策を考える「蒲郡若者議会」の最終報告会が20日、開かれた。
　蒲郡青年会議所が協力した。10～20代の学生や社会人有志計23人が集まった。
　若者が活躍できる社会にするため観光、子育て、娯楽、福祉、地域の各委員会を置いた。若者議員は、担当分野について政策実現に向けて、さまざまな問題に取り組んだ。
　新型コロナウイルスの影響で対面会議ができなかった。議員らはリモートを活用しながら政策を考えた。
　８月は中間報告があった。市職員やＪＣメンバーらに内容を説明した。10月は蒲郡商店街中央通りの歩行者天国で政策の実証事業を実施した。
　最終報告会では、鈴木寿明市長やＪＣメンバーらが未来の蒲郡を考えた政策を聞いた。
　内容は「娯楽」が、観光施設へのデジタル看板の設置▽「地域」が、アートを通じた地域活性の実現▽「子育て」が、子どもがのびのび遊べる場所や公園の紹介マップ作り▽「観光」が、蒲郡東港周辺開発による観光促進▽「福祉」が、若者と高齢者の交流場所の提供－だった。鈴木市長が各員会の政策を講評した。
　若者議会議長の芦刈純奈さん（24）は「頑張ってたことを市民や市長の前でしっかり報告できました」と話した。
【林大二朗】