豊橋の医王寺でサザンカ見頃

　豊橋市東細谷町の医王寺で、サザンカが見頃を迎え、大勢の参拝客でにぎわっている。今年は例年より２週間ほど早く、12月上旬にピークを迎える。
　サザンカの寺として知られ、境内には１８０種、約２５００本が植えられている。赤やピンク、白などの美しい花々を咲かせる。中でも樹齢２５０年以上、高さ約８㍍の茅ぶき屋根の形に枝切りされた木は見応え十分。ここにしかない品種と認定され「医王寺のサザンカ」と名付けられた。
　また境内にある「サザンカ園」は、さまざまな種類を見比べられる。22日の風雨で花の一部が落ちたが、それでも美しい姿を見られる。
　12月１～15日は午後８時半までライトアップする。15日まで寺のイメージキャラクター「さざちゃん」のイラストが入った限定御朱印（志納金５００円）を用意し、こちらも人気だ。
　山田正臣住職は「日本には約２８０種のサザンカがありますが、半分以上があります。数年後にはほぼすべての品種が見られるよう整備しています」とＰＲする。
【竹下貴信】