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下江市長が所信表明 新城市議会開会

所信表明する下江市長=新城市議会議場で
所信表明する下江市長=新城市議会議場で

 新城市議会の12月定例会が10日開会した。11月13日に就任した下江洋行市長(56)が所信表明演説し「これまでの住民自治を検証し、発展させ、持続可能な行財政運営の下で、新城で暮らす誇りと安心を実感できる元気なまちにする」と述べた。
 演説で、行財政改革▽福祉と医療▽防災と防犯▽教育▽産業振興-のマニフェスト(公約)に掲げた五つの施策を紹介した。
 行財政改革は、交付税が見込めない中、市債の削減を計画的に実施し、財政調整基金の目標額を25億円として積み増す。「改革の意思を明確に示すため、市長給与を20%削減する」と語った。
 福祉と医療では後期高齢者の市営バス無償化の検討、過疎地域での遠隔医療とリハビリの本格実施を目指す。教育では学校給食で「地元食材の活用による地産地消率を高め、給食費無償化を視野に入れる。まずは低所得者の負担軽減から進めたい」と説明したほか、高等教育機関への進学する生徒に市独自の奨学金制度導入を検討することも明らかにした。
 産業振興は、移住定住促進に向けて市独自の情報サイト開設や相談対応の充実、木造住宅建築時の市内材利用促進に向けた補助制度を検討する。
 議会は12月定例会の会期を24日までと決めた。鳳来寺山パークウェイ駐車場設置管理条例制定案など19議案が上程された。うち新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯に向けた臨時特別給付金事業に2億9113万円を追加する補正予算案を可決した。
【安藤聡】

 新城市議会の12月定例会が10日開会した。11月13日に就任した下江洋行市長(56)が所信表明演説し「これまでの住民自治を検証し、発展させ、持続可能な行財政運営の下で、新城で暮らす誇りと安心を実感できる元気なまちにする」と述べた。
 演説で、行財政改革▽福祉と医療▽防災と防犯▽教育▽産業振興-のマニフェスト(公約)に掲げた五つの施策を紹介した。
 行財政改革は、交付税が見込めない中、市債の削減を計画的に実施し、財政調整基金の目標額を25億円として積み増す。「改革の意思を明確に示すため、市長給与を20%削減する」と語った。
 福祉と医療では後期高齢者の市営バス無償化の検討、過疎地域での遠隔医療とリハビリの本格実施を目指す。教育では学校給食で「地元食材の活用による地産地消率を高め、給食費無償化を視野に入れる。まずは低所得者の負担軽減から進めたい」と説明したほか、高等教育機関への進学する生徒に市独自の奨学金制度導入を検討することも明らかにした。
 産業振興は、移住定住促進に向けて市独自の情報サイト開設や相談対応の充実、木造住宅建築時の市内材利用促進に向けた補助制度を検討する。
 議会は12月定例会の会期を24日までと決めた。鳳来寺山パークウェイ駐車場設置管理条例制定案など19議案が上程された。うち新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯に向けた臨時特別給付金事業に2億9113万円を追加する補正予算案を可決した。
【安藤聡】

所信表明する下江市長=新城市議会議場で
所信表明する下江市長=新城市議会議場で

カテゴリー:政治・行政

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