冊子「#奥三河で暮らす」で移住促す

　奥三河の魅力を発信して移住を促そうと、県新城設楽振興事務所は、冊子「＃奥三河で暮らす」を作った。都会からのＩターンの取り込みを目指し、奥三河観光協議会と連携して「美と健康」をテーマに活動する人とその生活を紹介している。名古屋や東京で配っている。
　受託した観光協議会が制作した。「美と健康」テーマにした旅行を提案する「ｏｋｕｍｉｋａｗＡｗａｋｅ／メザメ奥三河」を展開しており、新城市と北設楽郡３町村で活動する事業者から取材した。
　新城市にＵターンしてスポーツ事業を企画運営する有城辰徳さん、設楽町内で茶種子から搾ったスキンケアオイルを開発した杉浦篤さん、東栄町内で採掘されたセリサイト（絹雲母）で手作りコスメ体験事業をする大岡千紘さん、豊根村でチョウザメの養殖実証事業を展開する熊谷仁志さん。
　ラジオパーソナリティーのイレーネさんがインタビューした。県外からのＩターンの大岡さんは「自分のしたいことや好きなことを大切にしてほしい」と移住へのアドバイスした。
　観光協議会の鈴木真由子さんは「コロナ禍でリモート取材もありました。取り上げた人たちは地元住民と手を取り合っていく決意があることが分かりました」と振り返った。
　Ａ６判、44㌻。１５００部を発行した。名古屋市内（あいちＵＩＪターン支援センター、県交流居住センター、県民相談、情報センター）、都内（ふるさと回帰支援センター）などで配布している。
【安藤聡】