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県議補選豊橋市選挙区 共産・前職の下奥氏出馬へ

補欠選挙に出馬表明した下奥奈歩氏=豊橋市役所で
補欠選挙に出馬表明した下奥奈歩氏=豊橋市役所で

 議員辞職に伴う県議会豊橋市選挙区補欠選挙(来年2月6日投開票)で、共産党県委員会は27日、前職の下奥奈歩氏(34)が立候補すると発表した。下奥氏は豊橋市役所で記者会見した。改選は2議席、補選の出馬表明は初めて。
 下奥氏は同市出身。豊川高校を経て椙山女学園大学中退。会社に勤務後、2015年に同選挙区から県議に初当選。1期務めたが、19年に落選した。同年にあった参院選にも出馬したが及ばなかった。現在、党県委員、党東三地区常任委員。
 下奥氏は記者会見で「現状は豊橋市選挙区に議席がなく、新型コロナウイルス禍で不安を抱えた人たちの声を県政に伝えられなかった」と出馬の動機を説明。議席奪還に意欲を見せた。
 政策では暮らしと福祉の向上▽気候危機など環境対策▽ジェンダー対策▽大企業優遇から中小企業へ目を向けた経済対策▽医療介護や子育ての充実-を柱に掲げた。
 補選を巡っては、辞職した荻原宏悦氏(57)が所属する公明党が、候補者を擁立しないことが濃厚となっている。
 下奥氏のほかは民主系の動きに注目が集まる。23年春の統一地方選を見据え、民主系の市議を擁立する方針で調整に動いている。
 一方、現在3議席を持つ自民では「現時点では何も決まっていない」という。現在の3議席からさらに上積みし、次の統一戦を4人で戦うことには慎重だ。公明が次回に候補者を擁立すれば、協力関係にも支障が出る。自民党衆院愛知15区支部の幹部は「過去に4人出馬を検討した時も見送った。現実的な立場で検討中」と説明するにとどまった。
【加藤広宣】

 議員辞職に伴う県議会豊橋市選挙区補欠選挙(来年2月6日投開票)で、共産党県委員会は27日、前職の下奥奈歩氏(34)が立候補すると発表した。下奥氏は豊橋市役所で記者会見した。改選は2議席、補選の出馬表明は初めて。
 下奥氏は同市出身。豊川高校を経て椙山女学園大学中退。会社に勤務後、2015年に同選挙区から県議に初当選。1期務めたが、19年に落選した。同年にあった参院選にも出馬したが及ばなかった。現在、党県委員、党東三地区常任委員。
 下奥氏は記者会見で「現状は豊橋市選挙区に議席がなく、新型コロナウイルス禍で不安を抱えた人たちの声を県政に伝えられなかった」と出馬の動機を説明。議席奪還に意欲を見せた。
 政策では暮らしと福祉の向上▽気候危機など環境対策▽ジェンダー対策▽大企業優遇から中小企業へ目を向けた経済対策▽医療介護や子育ての充実-を柱に掲げた。
 補選を巡っては、辞職した荻原宏悦氏(57)が所属する公明党が、候補者を擁立しないことが濃厚となっている。
 下奥氏のほかは民主系の動きに注目が集まる。23年春の統一地方選を見据え、民主系の市議を擁立する方針で調整に動いている。
 一方、現在3議席を持つ自民では「現時点では何も決まっていない」という。現在の3議席からさらに上積みし、次の統一戦を4人で戦うことには慎重だ。公明が次回に候補者を擁立すれば、協力関係にも支障が出る。自民党衆院愛知15区支部の幹部は「過去に4人出馬を検討した時も見送った。現実的な立場で検討中」と説明するにとどまった。
【加藤広宣】

補欠選挙に出馬表明した下奥奈歩氏=豊橋市役所で
補欠選挙に出馬表明した下奥奈歩氏=豊橋市役所で

カテゴリー:政治・行政

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