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青学大の近藤選手 豊川市長に箱根駅伝優勝を報告

バラと激励金を受け取った近藤選手㊧と竹本市長=豊川市役所で
バラと激励金を受け取った近藤選手㊧と竹本市長=豊川市役所で

 今年の箱根駅伝で「花の2区」を走った青山学院大学3年生の近藤幸太郎選手(20)が実家のある豊川市役所を訪れ、竹本幸夫市長に喜びを語った。
 この日、朝練を終えてから新幹線で帰省したという近藤選手に、竹本市長から豊川産のバラの花束と、23日の都道府県対抗駅伝に出場することへの激励金が贈られた。
 箱根駅伝で青山学院大は2年ぶり6回目の総合優勝を果たした。2区の近藤選手はトップから45秒差の5位でたすきを受け取った。ライバルの駒澤大の田澤廉選手が前を走っていたため、マイペースを心がけた。ただ、田澤選手は速く「あっという間に見えなくなりましたね」と笑った。
 スタート直後に専修大と東海大を抜き、中央大もかわして2位に浮上。留学生選手に追いつかせない力走を見せ、順位を三つ上げてたすきをつないだ。自身に合格点を出したが、2区ラストの上り坂は「きつかった。歩こうかと思ったぐらい。まるで壁でした」と振り返った。
 都道府県対抗駅伝に続き、2月6日には別府大分毎日マラソンに出場、初のフルマラソンに挑戦する。「2時間10分台を目指したい」と語った。大学卒業後は実業団で走る予定だ。ただ「昨春までは、豊川市役所に入ろうと猛勉強していたんですよ」と裏話を披露。竹本市長が優勝メダルを首からかけてもらうなど、懇談は終始、笑いが絶えなかった。
 その後、報道陣の取材に応じた近藤選手は、古里の豊川が大好きだと答えた。赤塚山公園、市陸上競技場は練習場だった。今も帰省すると走りに行く。成績が出せずにいた大学1年生の頃、新幹線で地元を通ると涙が出たという。
 今大会では、田原市出身で中央大学2年の吉居大和選手が1区の区間記録を15年ぶりに塗り替え「金栗四三賞」を獲得した。子どもの頃から東三河のスポーツクラブ「TTRunners」で走った仲で「弟のような間柄」だ。鶴見中継所に飛び込んできた吉居選手を見て感動し「力をもらった」と話した。
 次の箱根が最後で2年続けての総合優勝メンバーを目指す。また「1万㍍で27分台を出してみたい」と抱負を語った。
【山田一晶】

 今年の箱根駅伝で「花の2区」を走った青山学院大学3年生の近藤幸太郎選手(20)が実家のある豊川市役所を訪れ、竹本幸夫市長に喜びを語った。
 この日、朝練を終えてから新幹線で帰省したという近藤選手に、竹本市長から豊川産のバラの花束と、23日の都道府県対抗駅伝に出場することへの激励金が贈られた。
 箱根駅伝で青山学院大は2年ぶり6回目の総合優勝を果たした。2区の近藤選手はトップから45秒差の5位でたすきを受け取った。ライバルの駒澤大の田澤廉選手が前を走っていたため、マイペースを心がけた。ただ、田澤選手は速く「あっという間に見えなくなりましたね」と笑った。
 スタート直後に専修大と東海大を抜き、中央大もかわして2位に浮上。留学生選手に追いつかせない力走を見せ、順位を三つ上げてたすきをつないだ。自身に合格点を出したが、2区ラストの上り坂は「きつかった。歩こうかと思ったぐらい。まるで壁でした」と振り返った。
 都道府県対抗駅伝に続き、2月6日には別府大分毎日マラソンに出場、初のフルマラソンに挑戦する。「2時間10分台を目指したい」と語った。大学卒業後は実業団で走る予定だ。ただ「昨春までは、豊川市役所に入ろうと猛勉強していたんですよ」と裏話を披露。竹本市長が優勝メダルを首からかけてもらうなど、懇談は終始、笑いが絶えなかった。
 その後、報道陣の取材に応じた近藤選手は、古里の豊川が大好きだと答えた。赤塚山公園、市陸上競技場は練習場だった。今も帰省すると走りに行く。成績が出せずにいた大学1年生の頃、新幹線で地元を通ると涙が出たという。
 今大会では、田原市出身で中央大学2年の吉居大和選手が1区の区間記録を15年ぶりに塗り替え「金栗四三賞」を獲得した。子どもの頃から東三河のスポーツクラブ「TTRunners」で走った仲で「弟のような間柄」だ。鶴見中継所に飛び込んできた吉居選手を見て感動し「力をもらった」と話した。
 次の箱根が最後で2年続けての総合優勝メンバーを目指す。また「1万㍍で27分台を出してみたい」と抱負を語った。
【山田一晶】

バラと激励金を受け取った近藤選手㊧と竹本市長=豊川市役所で
バラと激励金を受け取った近藤選手㊧と竹本市長=豊川市役所で

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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